考えたこと2

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音楽でステイホーム
ヤマハは各地で音楽教室をやっていたが、コロナでできなくなった。
あまり目立たないが、音楽教室はヤマハの音楽事業の柱の一つでもある。

教室だけでなく、ライブも全部中止になった。
世界的にライブの演奏活動や、教室は止まっている状態だ。

でも、一部では楽器の特需が起きているとのこと。
電子ピアノが売れているらしい。
そういえば、ぼくの職場でも自粛のリモートワーク中に懸案だったピアノを初めたという人もいる。
自粛明けで出勤してきたときに、学校にあるグランドピアノで「赤いスイトピー」を練習していた。

鍵盤が光るキーボードで練習したとのこと。
ピアノは小さい頃にやったことがある、という程度ということだが、結構弾けていた。

ギターもステイホームの影響で売れているとのこと。
身近でギターを始めたという話は聞かないが、巣篭もり消費で売れている。

アメリカの電子ピアノの受注台数は、前年比200%になる月もあるとのこと。
電子ピアノやギターの生産工場は中国や東南アジアにあって、生産が追いつかないらしい。

電子ピアノは重量も軽いし、設置も楽だし、場所も取らないし、レッスン機能などもついているし、値段も本物のピアノよりも格安だし、音量調節もできるし、とりあえず始めるのにはピッタリだ。
ネットの発達で、あとから音楽データーをダウンロードできたりするので、付加機能も豊富だ。
ピアノは置けないけど、キーボードは習いたいという人がたくさんいた、ということだろう。

一方、管楽器は落ち込んでいるとのこと。
家でやるには音が大きいし、唾液の飛沫問題もあるからだ。
気の毒としか言いようがない。
インフルエンザが大流行しても、平気でやっていたのに…。

ヤマハの社長は「改めて音楽の力を再認識した。楽器や音楽は生活必需品ではない。不要不急といえば不要不急だが、逆に家にずっといるのであれば、音楽を聴いて、引いて楽しみたいという人が多かった。」と言っている。

ヤマハは「大人の音楽教室」ということで、ウィングを子供から大人に広げてきた。
少子化だが、楽器人口を広げて需要を喚起しようという作戦だ。
今回の自粛で、教室自体は休業したが、一方で通勤時間がなくなり、家での時間が増えた。
そのため、リモートレッスンなどの形態も加速したとのこと。

ぼくは知らなかったが、「ネットデュエット」という技術もあって、物理的に離れた場所にいる人とリアルタイムでセッションできる新たなサービス「シンクルーム」を6月に無償提供したとのこと。
結果として数十万人がダウンロードしたらしい。

ヤマハの電子ピアノでは、リモートで先生が打鍵したデーターを送って、生徒のピアノで再現できるらしい。
その機能を使えば、離れた人ともかなり高度なレッスンが可能ということだ。

Youtubeの利用だけでなく、実際のマンツーマンのレッスンでもいろいろと進歩している。

これはステイホームのおかげだ。

コロナでいいこともある。


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