考えたこと2

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円周率31兆4000億桁
グーグルが円周率の計算を31兆4000億桁までやったらしい。
最新のクラウド技術を使って、計算力を証明した。

円周率は円の周囲が直径の何倍かということを計算したもの。
コンパスとメジャーがあれば、誰でも測ることができる。
でも、ことはそう簡単ではない。
だいたい3倍ちょっとということはわかるが、そこから先は難しい。

円周率が3なら、円と内接する六角形と同じ外周になるから、明らかに足りない。
円の外側に外接する多角形との比較で、3,1ちょっと、というところになった。
そのへんから円周率と人類の戦いが始まる。

円周率は数学のいろんな所に出てくる。
数学会では有名な「オイラーの公式」にも出てくるのだ。

計算を実行した技術者は日本出身。
筑波大学で学んだ時の恩師が、もとの円周率計算のタイトルホルダーだった。

これまでも、円周率円と正方形で書いた。

本当に不思議なのは、31兆4000億個も数字が並んで割り切れない。
終わりが無いことは証明されている。
有理数でも無理数でもない、超越数というものだ。

数にもいろいろあるが、どんな方程式の解にもならない、独立した数。
定義は至極簡単。
ギリシア時代から問は始まった。

3.14にちなんで、31兆4000億で計算を止めたのだろう。

終わらないことがわかっているからこそ、記録に挑戦できる。

また次の記録を聞くことができるだろうか。




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