考えたこと2

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これから始めるならどの楽器?
こないだまで東京で楽器フェアをやっていた。
80年代に2回ほど行ったことがある。
ちょうど関東に出張で、その帰りに寄った。
高度成長の末期だが、どんどん新しい電子楽器やエフェクターが出ていて、月に何冊か楽器関係の雑誌を買っていた頃。

まだまだギターの全盛期だった。
キーボードも手軽なシンセサイザーが出てきて、すごい人気だった。
日本のヤマハ、ローランド、コルグという3社が、世界でも強かった時期。

ちょうどネット上に楽器フェアの写真集が出ていたので、それを見ていたら山野楽器のブースのアンケートの写真があった。
それが「これから始めるならどの楽器?」というもの。
ボードに、鍵盤楽器、ギター、管楽器、弦楽器、打楽器、その他と書いてあり、そこにシールで投票するというもの。
男性は青、女性は赤のシールを貼る。
これを見ると、なかなか面白い。
鍵盤楽器40票、ギター32票、管楽器75票、弦楽器49票、打楽器78票という結果。

山野楽器のホームページを見ると、楽器・楽譜のタブがあり、楽器のところは最初にエレキギター、アコーススティックギターが出てくるから、まあよくあるタイプの楽器屋だろうと思う。
しかし、その店のブースでやったアンケートで、ギターが最下位とは思わなかった。
もちろん、弦楽器とか管楽器とか範囲の広い項目に対して、ギターは一つだけだから不利という事もある。
ぼくらが若い頃、こういうアンケートをやったら、ギターが一番になったはず。

「そんなこと言っても、わからんやろ」という声はあるだろうが、それはマチガイ。
同世代なら、きっと「ギターが1位やろ」ということになる。
それほど、ギターの人気は高かった。

最近はエレキギターを使う音楽がメインになって、ギターをやろうと思うとアンプ、シールドも一緒に買わないといけない、という事もハードルを上げているのかもしれない。
たしかに、テレビなどで最近のバンドを見ても、アコースティックギターが出てくることは少ない。

そういえば、ツイッターでフェンダーがギターの基礎的な弾き方をつぶやいている。
ハンマリング・オンなどのやり方だ。
フェンダーといえば、ギブソンと並ぶギターメーカー。
そういう努力をギターメーカーがしないといけなくなっている。

ギブソンが破産したが、フェンダーはそうならないように頑張っているのか。

そういえば、ヤマハはギターをだいぶ縮小した。
たくさんあったラインナップも今は減った。
モーリスやヤイリ、タカミネというようなアコースティックギターのメーカーもほとんど見なくなった。
最盛期はモーリスも深夜のラジオで「モーリス持てば、スーパースターも夢じゃない」と宣伝していたのだ。

今はブラスバンドの方が人気があるのかもしれない。

いずれにしても、国内は少子化だから、市場は縮小していくのだろう。

日本のギターメーカーは、少量ながら高級品のメーカーになっていくということか‥。

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