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2008.10.22 Wednesday
アイコン
こないだピクトグラムについて書いたが、コンピューターの画面上で、そのファイルの内容を一見してわかるように描かれた図形をアイコンという。
パソコンを立ち上げた時に画面の上に並んでいるヤツだ。 このアイコン、時代とともに変わってきた。 パソコンの画面の解像度があがってきたのだ。 おかげで、昔は荒い点で描かれていたが、今は細かい絵が描けるようになったのだ。 今のパソコンでは、マイコンピューターというアイコンはパソコン本体とディスプレイが並んでいるものになった。 昔はこんな細かいものは描けず、四角の箱のような絵柄だったと思う。 ごみ箱も今はリアルになったが、昔のものはもっとかわいかった。 しょせん小さな絵なのだから、細かい表示ができるようになったからといって、精細な絵にする必要はない。 機能でいえば、ここをクリックしたら、何が開くのかということがわかればいいのだから。 かえって、細かい絵になるとわかりにくい部分もある。 昔使っていたMacのアイコンはなかなかよかったと思う。 シンプルでわかりやすかった。 ごみ箱にファイルを捨てると、ごみ箱が膨らむのも愛嬌だった。 最近のパソコンには、あんな遊び心がなくなったような気がする。 今や家庭の普及率も上がり、パソコンは一般消費財になってしまったのだから、遊び心などというものは不要といえば不要なのだが…。 逆にいうと、ユニバーサルデザインという意味では、マイコンピュータやマイネットワークなどという名前は老若男女に通じるものでもない。 アイコンも名前も、もっとわかりやすいものにすればよいのだ。 …とはいうものの、マイコンピュータの名前を何にしたらよくわかるのかといわれると難しい。 「このパソコン」とか「この機械」というわけにもいかないか…。 最近、どんどん機械に弱くなってきたし、あと10年ほどでアイコンも名前ももっとわかりやすいものにしていってほしい。 シンプルでわかりやすい、ユニバーサルデザインで…。 年寄りがどんどん増えていく予定だから。 |
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