考えたこと2

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寛美
こないだ、テレビがついていて、何となく「裸の大将」を見てしまった。

ランニング姿で、スケッチブックとリユック、こうもり傘を持って放浪し、その先でいろいろな出来事を起こす…というパターン。
昔は芦屋雁の助の当たり役だったが、今は若い芸人がやっている。

こういうのは、時代劇と同じく、日本の定型ドラマだろう。人情喜劇というヤツだ。

主人公のトンチンカンな行動による笑いと、その彼が誰もが思っているが「言えない言葉」を言ってホロリとさせるという構成。

子どもの頃に見た、松竹新喜劇を思い出した。
藤山寛美である。

たくさんの当たり狂言があったが、寛美の「アホ」役はすごかった。

普通の人たちがもめ事を起こしている時に、寛美の「アホ」役が出てきて、私心のない「言えない言葉」をズバッと言う。
そして、次の瞬間に普通の「アホ」に戻る。

泣かせて、笑わせる…そんな舞台だった。

あれが、カタチを変えて生き残っているのが、裸の大将だと思う。

見ている方は、始まった時からわかっているのだ。

藤山寛美が懐かしくなった。




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