考えたこと2

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不死鳥 火星に着く
知らなかったが、今日NASAのフェニックス・ランダーという調査船が火星に無事着陸して、画像を送ってきていた。
夕刊を見て、NASAのホームページを見たら、いろいろなCGがあった。

火星に着陸するのに、パラシュートを開くとは思わなかった。
大気があるんですね。
二酸化炭素の大気らしいが、だいぶ薄い。750パスカルとのことだから、地球が10万パスカルとすると、地球の1%以下になる。
だから、NASAのCGでも、パラシュートを開いておりていくフェニックスはすごいスピードだった。

着陸の瞬間のNASAのスタッフの様子もアップされていた。

現在の火星と地球の距離は約2億7600万キロとのこと。
電波は1秒間に30万キロ進むが、それでも電波が届くのに920秒もかかる。
たぶん、フェニックスから送られてくる速度や加速度、着陸用のレーダーによる火星の地表との距離のデーターを見ていたのだろうが、それも15分ほど遅れているということだ。

それでも、刻々と読み上げられる速度、地表との距離(これは、マイルではなく、メートルで言っていた)がアナウンスされ、最後にタッチダウンというところで、みんな抱き合って喜んでいた。
実際に着陸が成功してから、15分遅れの感動ということになる。

今回は、エアバッグを使わず、逆噴射で速度を調節して着地したのだからスゴイ。
本当にCGみたいにして降りたんだろう。

さっそく写真を送ってきていた。
今回は前のパスファインダーみたいに動くことはできないが、ロボットアームで土を掘って、いろいろと分析するらしい。

光の速さで15分もかかるところまで行ったということだけで、すごいと思う。
1年以上かかって、到着したのだ。

このフェニックスには、惑星協会のDVDが載っているらしく、その中にはいろいろな文献が入っている。

アメリカの惑星協会のページを見ていたら、アイザック・アシモフの作品が3つ入っていた。
日本人では、光瀬龍の「落陽2217年」(火星が舞台のSF)も入っている。

どちらも、生きていたら喜ぶだろうなあ…と思う。

火星の1年は地球の2年とのこと。

今が北半球は初夏なので、あと地球の時間で1年弱すると冬になり、今回着陸した緯度だと全く太陽が当たらなくなるので、マイナス100度くらいになり、ドライアイス漬けになって凍ってしまうらしい。

ということで、あと10ヶ月ほど、がんばって活躍してほしい。


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