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2008.05.05 Monday
ナイト・ミュージアム
封切りの時に少し気になっていたが、今日子どもが見ていたので一緒に見た。
ベン・スティラーという役者、コメディなどでよく見る人だが、主役を好演している。 頭はいいけど、どうも人生がうまくいかないという役どころ。 もう一人、博物館のマネキンのフランクリン・ルーズベルトの役でロビン・ウィリアムズが出ている。 この人は、「グッド・モーニング・ベトナム」での社会派のコメディアンというイメージが強い。 「いまを生きる」での教師役もよかったし、「ロボッツ」もよかった。 ストーリーは、博物館の展示物が、夜になると命を得て動き回るというドタバタと、離婚して養育権を得た息子とのつながり、そして泥棒との対決とつながっていく。 何といっても、特撮(いまはVFX…ビジュアル・エフェクツというらしい)がすごい。 ティラノザウルスの化石が動き回ったり、ジオラマの小さな人形たちが動き回ったり、最近はそういうのが多いので当たり前みたいに見てしまうが、それでも70年代なら考えられない映像。 ネアンデルタール人、フン族、エジプトのミイラ、モアイ像、南北戦争の戦士、マンモス…、いろんな時代のものが出てくる。 よくできた映画だと思う。 リクツ抜きで楽しめる。 博物館、昔は退屈であまり行きたいとは思わなかったが、この年になると逆に退屈しのぎに見てみようという気になるところ。 でも、日常から離れた体験をするところだから、ある程度お金がかかっていないとイケナイと思う。 だいぶ前に行ったが、ポートアイランドの神戸市立青少年科学館はなかなかよかった。 中途半端にお金をかけるのではなく、作るならスゴイものを一つ作って、それを長く続けること(もちろん、展示の内容は変えていく必要があるが…)が大事だと思う。 ああいうのは、文化だから、世の中が豊かでないと作れないものだ。 豊かだからいいのか?という疑問はあるが、ちゃんとした博物館が作られ、運営されていくというのは、いいことだと思う。 おもしろい映画だった。 |
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