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2007.10.14 Sunday
ワルツ
ポップスでは、三拍子の曲は少なくなった。
クラシックやバロックの時代はもっと多かっただろう。 ダンスの音楽として、たくさんのワルツが作られたということもある。 フラメンコのように、三拍子の民族音楽もある。 でも、歌う曲としては、三拍子の曲は少ないような気がする。 統計をとったら、何らかの形で発表された音楽における三拍子の比率は、減少の一途をたどっているのではないか。 エイトビートという言葉はよく聞かれるが、シックスビートというのはあまり聞かない。 知っている範囲で古いところでは、プレスリーの「テネシー・ワルツ」、ビートルズの「ノルウェイの森」。 「ムーン・リバー」、「ケ・セラ・セラ」もそう。菅原洋一が歌っていた、「知りたくないの」もあった。 こないだ、NHKの朝のドラマで歌っていた五木ひろしの「ふるさと」も三拍子だ。 竹内まりや、aikoは時々三拍子の曲を書いているが、ユーミンは書いてないような気がする…。 ぼくが知っている中で、一番好きな三拍子の曲は、"The Last Waltz"だ。 エンゲルベルト・フンパーディンクという長い名前の歌手が歌っている、1960年代の曲。 バンドが奏でる最後のワルツで、部屋のすみにいたシャイな女の子と踊って、恋に落ちた。 それでも、さよならを言ってその女の子は去っていった。 終わってしまって、何も言うことはない…でもラストワルツは流れている…。 そんな失恋の歌だが、メロディが素晴らしい。 これこそ、ワルツ…三拍子のベストだ。 そんな曲、ありますか? |
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