考えたこと2

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強いと上手い
女子テニスのシャラポワのファンである。

あの強力なフォアハンドのストロークはすごい。
闘志むき出しで声を出してプレイするところもイイと思う。

しかし、テニスをやっている息子に言わせると、シャラポワは下手だという。
こんな選手が勝つと面白くないらしい。

それでも、去年のウィンブルドンで優勝したではないか、というと、あのような選手が優勝するのはヨクナイ事だという。

プロのスポーツで優勝するのは強いからであり、シャラポワはきっと筋トレなどをして身体を鍛え、あのストロークを打てるようになったから、勝てるのだ。強いものが勝つ、それがスポーツではないかというと、強いということと上手いということは違うという。

何でも、今はラケットが進化し、ネットに出たりするというような駆け引きがあまりできなくなったとのこと。
木のラケットの頃は、もっと頭脳的な作戦にのっとったテニスができたようである。
それは、古いプロのプレーヤー(マッケンロー)も言っているらしい。

それはそれ、規則の許す範囲でなら、何をやっても勝つのがプロであり、強ければいいのだ、というとそれは面白くないという。

結局は負け犬の遠吠えではないか…ということにしたのだが、気持ちはわかる。

強いと上手いは違う、というとそうかもしれない。

玄人好みというと、ちょっとニュアンスが違うが、落語でもバカ受けはしないが、よく知っている客には人気のある噺家というのはいる。
シブイ、というヤツか。

強いものが勝つ、上手いものが勝つとは限らない。

たしか、ジーコ監督が退任の挨拶でそんな意味の事を言っていた。
芸術的なサッカーを、力のサッカーが凌駕する時代が来た…。

できれば、上手いものが強いものに勝ってほしいとは思う。

それでも、素人には、シャラポワのストロークは芸術的に見えるから、それでいいのだ。


| | 考えたこと | 23:28 | comments(0) | trackbacks(0) |
北海道のこと
20代の頃は、毎年冬に北海道に行っていた。
もちろん、仕事である。

行った先では車に乗るので、北海道というと、冬、そして車、という連想になる。

現地の人があきれるのだが、一日外で仕事をする。
とにかく、寒い。

工業団地や河川敷など、だいたい吹きさらしの場所が多かった。

一度、帯広の住宅公園みたいなところで仕事をした時、あまりに寒くて、昼にファミリーレストランで食事をした後、パフェを頼んで食べたら、やたらおいしくて、ペロッと食べられた。
甘いものを食べると、昼から、寒さに耐える元気が出るのだ。
本当に身体の中から温めるという感じ。
それも、そうだろう。一日マイナス10度以下のところに立っているのだ。

「これは、効く」ということになると、十数人のオトナが、食事が終わると、パフェを食べ始めた。
中には、どうしても甘いものはダメ、という人もいたが、寒いと身体が甘いものを欲することがわかり、食べざるを得なくなる。

異様な光景だろう。
異常に厚着した団体がドヤドヤと来て、思い切り食べて、そのあとパフェを頼んでいる…。
(北海道の人は、冬は薄着である。室内が暖かいのだ。)

冬山に登る時には、板チョコを持って…というのは、本当である。
寒さに耐えるには、甘いものが一番だ。

仕事が終わって、夕方帰る時には、いつもラジオで、「ベストテン北海道」という番組を聞いた。
他にも民放があったと思うのだが、どういうわけか、北海道放送(HBC)のベストテン北海道だった。

あまり色気のない番組で、男性のアナウンサーが、「ベストテ〜ン、ほっか〜いどう」というのが、随所に入る。

今でもやっているのだろうか…。妙にあの抑揚が懐かしい。

夜は、飲みに出る。
飲み屋に行って、ビールを頼むと、冷蔵庫から出してくる。
何度か行くと、お店の人と顔なじみになる。関西弁だから、めずらしいのだろう。

「冷蔵庫に入れておかなくても、外に出しといたらええやん」というと、
「外に出したら、凍って割れてしまうから、冷蔵庫に入れて温めてる」という返事。

なるほど、温めるために、冷蔵庫を使うのか…と驚いた。

札幌のラーメンはおいしかったし、ホッケやキンキ、イカそうめん、とうもろこし、男爵いも…どれもおいしかった。
(安いものしか食べていない…)
千歳で食べた、イクラ丼もおいしかった。

ということで、冬の北海道は素晴らしい。
シンドイ仕事ばかりだったが、楽しかった。

結局、夏の北海道には行ったことがないが、北海道は冬がいい、と勝手に思っている。



| | 考えたこと | 01:27 | comments(0) | trackbacks(0) |