![]() |
2025.06.06 Friday
レクは業務外?
兵庫県の問題で、こないだの情報漏洩の報告書の中で言われている「レク」という言葉、行政の用語だろう。
もちろん、レクリエーションではない。 レクチャーのことだ。 大学もある意味そうなのだが、実際の運営機関は事務局であるが、権力を持っているのは教員という二重構造になっている。 そういう組織では、実務の担当が、権力を持っているセンセイに事態の説明をしないといけない。 権力を持っているセンセイは、実務のことを知らないことが多い。 というか、自分の研究(議員の場合は政策や選挙対策など)に一生懸命で、興味がないことが多い。 要は面倒くさいのだろう。 会議をしても、手ぶらで来るような輩が多かった。 兵庫県の場合もそうだったのだろう。 怪文書が出て、それを書いた犯人を突き止め、パソコンを押収してみるとエライことになっていた。 クーデター計画だけでなく、人事のデーターを勝手にダウンロードし、女性職員と不倫をし、あろうことかそういう写真や小説まで書いていたという状態。 総務部長は百条委員会を開いて、証拠としてパソコンの内容を出して、証人として犯人を呼ぶと大変なことになるのでは?ということを、県議会の数人にレクチャーに行ったということだ。 ぼくが職員だったとしても、それはレクしただろう。 それが総務の仕事と言ってもいい。 サラリーマンの経験があれば、そんなの当たり前と思うことだ。 それはエラい人への報告の一環だ。 第一総務部長はレクしただけだ。 情報漏洩などしていない、と思う。 それを聞いた議員が漏洩したのだろうと思う。 その総務部長が処分ということで、こんなことあり得ないと思った。 そこで、Geminiに「県庁の幹部が、県議会の会派の議員にレクをすることは、業務外なのでしょうか?」と聞いてみた。 すると、以下のような回答。 「県庁の幹部が県議会の会派の議員に「レク」(説明や情報提供を行うこと)をすることは、原則として業務の一環であり、通常は業務外とはみなされません。むしろ、地方自治体の行政運営において、議会との連携や情報共有は極めて重要な業務です。」 それはそうだろう。 今回の情報漏洩の第三者委員会も結局ポンコツだと思う。 世の中の組織がやっていることを、わかっていないのだろう。 本当に兵庫県の弁護士会は腐っている。 きっとまともな人もいるのだろうと思うが、あんな年寄りを推薦するのだから、それ自体がポンコツだ。 何とかならないものか…。 |
![]() |