考えたこと2

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第三者?委員会
兵庫県の問題で県がやっている第三者委員会の発表が、どう考えてもオカシイと思った。
一般的なパワハラとは違った法律解釈をしたうえで、兵庫県庁の中での問題に限って、パワハラを認定する、というアクロバティックな解釈を堂々としている。
そんなことはわからないから、マスコミはみんなパワハラ認定だと書くのだろう。

兵庫県庁の中に限っているから、問題はないということなのだろうか。
一般的なハラスメントは、受けたほうがハラスメントだと申告して初めて成立する。
セクハラもパワハラもそうだ。
普通は講習でそう習う。

だからこそ、不用意な言葉は避けよう、ということになっている。
普通に話したつもりでも、その人にとってはハラスメントになることもあるからだ。

それが、回りの人を萎縮させる可能性がある、などといういい加減な言葉で成立するのなら、元明石市長など一発でアウトだろう。
おそらく、この委員会のメンバーで、そんなことは絶対ないといい切れるような人はいないと思う。
それなりの「指導」をしてきた人たちであろうからだ。

なかでも、委員長の藤本久俊氏。
この人は六甲学院の同窓会長をやっていて、役員会の顧問が五百旗頭真。
もう亡くなったが、ホームページ上には出ている。
おそらく、東京の兵庫県人会でも顔を合わせていたりしたのではないか。

亡くなった県民局長の告発文の1つ目が、この五百旗頭氏の死亡の原因が「斎藤知事の出した、80歳の老人がたった8日の出勤日で56万円の月給をもらっているのをやめる」ということだったというものだ。

普通の人なら「そうでんなあ、今までありがとうございました」くらいの言葉があってもいいと思うが、えらく立腹したらしい。
立腹したという事自体、本当かどうかはわからない。
立派な業績を残した人らしいから、そんなことで怒るというのも疑問だ。
そして、それを伝えたから、怒りで亡くなった、ということになっている。

さすがに、それは真偽がわからないから、ということでシロ、という判定。

たしかに、県とは利害関係はないが、告発文の中に出てくる人物と同窓で、自分が会長のときに亡くなった顧問の偉い先生と関係がある。
こんな人が委員長で「第三者」委員会とは笑わせる。
普通の法律家の意識なら、第三者ではないのでと断るだろう。
それを引き受けたということは、それだけ、兵庫県の古い利権の構造が根深い、ということだ。
公用PCの内容が公開されなかったのでホッとした、というのは本音だったのだろう。
あの内容こそが、井戸知事時代から続く利権の体質を表しているからだ。

亡くなった県民局長の公用PCの中身をXやYoutubeで見ると、とにかく人事面での不満が大きい。
定年後にいい職場を紹介してもらって、天下って、高い給料をもらって、のうのうと生きていく。
そんなことを人事畑でやってきて、自分の番が来たときには、知事が変わって即刻中止。
それは文句も言いたくなるだろう。
サラリーマンならよくわかる。

知事を失脚させたい、ということで怪文書を書いたり、捏造メールを送ったりしていたら、議会でもそう思う議員がいて、百条委員会を開くことになってしまった。

元々PCに弱い県民局長は、ネットワークにつながっていたPCに全ての悪事を入れていた。
その量が膨大(人事関係の写真や不倫の写真などが大きかったのだろう)で、PCから取り出しているときに、副知事がPCの調査に来て、持って帰られてしまった。

百条委員会に出て、証言を求められたら、その中身が百条委員会でみんなの知るところになるから、思い余って自殺した、というのが最も真実味のあるストーリーだと思う。
それにしても、あんな恥ずかしいことをよく公用PCで書けるなあと却って感心するくらいだ。

つまり、あれだけ知事の悪口を書いて、人事権を振りかざして複数の職員と不倫していたと思われる人が、誹謗中傷などで死ぬとは思えない。

要するに、今回の第三者委員会の発表は出来レースだったということだ。
そういう体質を作ってきたぼくら県民が招いたことだ。
仕方ないと思う。

でも、既存勢力でない人にやってもらいたいと思っても、斎藤さんみたいな人が出てこないと、投票できない。
そういう人たちが若い人の中から出てきて、県政を変えてほしいと願う。



| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 14:59 | comments(0) | trackbacks(0) |

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