考えたこと2

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人生の終わり
年末から膝が痛い。
右の膝に水がたまって2回抜いてもらった。
その後は診てもらっていないが、まだしゃがんだ時やしゃがんで立つときに痛い。

整形外科ではしゃがむという行為をしないほうがいいと聞いたが、どうしてもしゃがまないと仕方ない時もある。
お店で下の棚のものが取りたいときはどうしようもない。
生きていたら、しゃがまないといけない時もあるのだが…。
これからの人生、しゃがむという行為をしないで生きていくのか、と思う。

結局そういうことなのだ。
年を取ると、できないことが増えていく。
しゃがめないのは序の口だろう。

母を見ているとよくわかる。
握力が弱くなって、瓶のふたやペットボトルのふたが開けられない。
スーパーまで歩いていくことも、いまは何とかできているが、そのうちできなくなるだろう。
ちょっとそこまで行くこともできなくなる。
そんな風にして、人生の終わりを迎える。
したがって、必然的に最期は寝たきりが多くなる。
こんな風になるとは思わなかった。

若いころは今よりも年寄りの人数が少なかった。
車いすもめったに見なかった。
今は電車に乗っていても、よく見かける。
その頃は寿命が短かったから、元気な間に亡くなる人も多かったのだろう。

こないだ、ブライダル企業を狙っている学生に、これからは結婚式よりも葬式が増えるから、そっちはどうか?と聞いたら、その気はないという。
ビジネスとしては、国内では絶対に葬儀のほうが流行るはず。
もったいないことだ。

今の日本は医療も手厚いし、簡単には死ねないから、誰もがそういう可能性を持っている。
おまけに長生きになったおかげで、認知症のリスクも大きくなった。

家族の顔も忘れ、自分のことも忘れて、はたして生きながらえる価値があるのだろうか。
尊厳死は避けて通れないと思うのだが、なかなか議論されない。
命は大事だ、ということだが、ここまでくると本当にそうなのかとも思う。

人生の幕引きは難しい。




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