考えたこと2

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「すごい」方言
「すごい」を表す方言の特集があった。
ほんまかいな、というものも含まれているが、ぼくの知っているものもある。

まず北海道の「なまら」。
これは実習で釧路に営業所に1ヶ月行っているときによく聞いた。

愛知県の「でら」。これは「どえらい」がなまって「でら」になった、というもの。
これも聞いたことがある。
「でらうま」という土産物も見たことがある。
大阪弁では「めっちゃうまい」ということだ。

京都の「えろぉ」は普通に聞くし、兵庫や大阪なら十分通じる。
「えろぉ困ってんねん」などという。
奈良は「ごっつぅ」だが、これも同様だ。

広島県の「ぶち」とか福岡県の「ばり」、大阪の「めっちゃ」などは広範囲で通じると思う。
「めっちゃ」というのは方言といっても、だいぶ新しい。

「ぶち」「ばり」は子供らが小学校のころ使っていたように思う。
大人になって使うのを聞かないが「ばりおもろい」などと言っていた。

岩手の「らずもね」、秋田の「しったげ」、山形の「すこだま」、福島の「ばげぇに」、栃木の「まっさか」、群馬の「なっから」などは想像がつかない。
話していて、前後の文脈から意味は推定できそうだが、それだけ聞いても全くわからない。
どういう語源で「すごい」になったのだろう。

方言というのは面白いものだ。
言葉にあたたかみがあって、味がある。
ぼくは、標準語しか話せない人たちを気の毒に思う。(標準語を話すことはできないが…。)

上方落語に出てくる、「まどう(弁償する)」「いらち(あわてもの)」「てれこ(行き違い)」「だんない(問題ない)」などという言葉、地元の人でもわからない人もいるのではないか。
ぼくらの若い頃はテレビの影響で、どんどん標準語が話されるようになった時期。
テレビの黄金期だ。

今は逆に若い人たちはテレビ離れの時代。
Youtubeでは方言もそのまま話されたりする。
そういう意味では、方言がまた生き残れる時代になった。

方言は文化であって、言葉が多様性を持つのはいいことだ。

大事にしないと…



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