考えたこと2

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もみない むつこい
昔から気になっていた言葉を聞いた。
どちらも味を表す言葉だ。

一つは「もみない」。
これは「(味が)うまくない」という意味。
「うまみない」が「うもみない」になって、「もみない」になったのかもしれない。

そもそも、「まずい」というのは、関東の言葉。
近畿地方では「もみない」と言っていた(らしい)。
ぼくは小さい頃に聞いたような気がするが、実際ほとんど覚えていないし、使ったこともない。

でも、「まずい」と「もみない」の音の響きからは、「もみない」の方が関西弁らしい。

もう一つ、「むつこい」は「(味が)脂っこい」という意味。
これは、四国・中国地方の方言。
こちらは現役で使われている言葉。

どちらも、漫才師の中田ボタンが使っていた。
漫才の相の手に「もみないねー」とか「むつこいねー」という。
おそらく味に関係した言葉だとわかったが、そこから先はWebで調べた。

中田ボタンは香川の出身だったから、「むつこい」を使っているのだろう。

どうして、味を表す方言が標準語に駆逐されてしまったのだろうか。
今さら、「まずい」の代わりに関西弁では「もみない」という言葉を使おう、という運動は起こせないだろう。

「むつこい」という言葉も、中四国では現役で使われているらしいが、味のある言葉だと思う。
響きがいい。

こういう言葉を使いたい。


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