考えたこと2

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いぬのきもち
今日ネットを見ていたら、上の方に宣伝があって、それに目が止まった。

「いぬのきもち」というイヌの教育の本。
ベネッセがやっている。
ベネッセというと、子供向けの赤ペン先生が有名。今や少子化で多角化をしている。
ダイレクトメールの情報漏えいで有名になったが、そこが子供の次はペットという戦略をとっていたのか。

小学生の赤ペン先生から上に市場を伸ばしていったのが、高校受験、大学受験という方向。
下に伸ばしていったのが、「ひよこくらぶ」とか「たまごくらぶ」という生まれる前から捕まえるという方向。
こういう雑誌があるのは知っていたが、ペットとは思わなかった。

たしかに、少子高齢化で何が起こるかというと、ペットの増加。
今や15歳未満の子供の数よりもはるかに多くなった。
そこに目をつけたのが「いぬのきもち」「ねこのきもち」という雑誌。
すごい多角化だ。

「ベネッセグループは「Benesse=よく生きる」を企業理念とし、教育、介護の領域を中心に事業展開しています。」ということだ。

「教育、介護の領域」にペットが入るのはちょっと苦しいので、そのうちこの文言は変えるかもしれないなあ。
まあ、「しつけ」というキーワードでくくれば、教育分野と言えないこともないが…。

「いぬのきもち」のホームページを見ると、いろんなことが書いてある。

吠えぐせが直らない、ひっぱりグセ、トイレそそう、噛みグセなどの悩みを解決してくれて、読者のうれしい声も届いている。
イヌのおもちゃも付録で付いてくるし、専門家への電話相談もできるなど、充実した内容。
そして、値段も年間一括購読で12216円。結構高い。
月刊誌で一冊1000円か…。

「ねこのきもち」は事例が、関係づくり、困った解決、お手入れ、健康というところ。
やっぱりイヌとネコはだいぶ違う。
こちらも値段は同じだ。

GDPが上がるのにしたがって、ペットの数も増えてきた。
それにともなって、家の中で飼う人が増え、人間とペットの距離も近くなった。
以前は番犬として家の外にいたが、今や家族の一員として家の中にいる。
改正ペット法も施行され、売る方も飼う(買う)方も、責任強化された。

「いぬのきもち」はマーケティングとしては、正解だろう。
売り上げを見てみると、いぬが13万部、ねこが10万部という数字。
23万部だから、27億6000万円くらいの売り上げか…。
この手の雑誌は半分以上が通販のような気がする。

ペットの時代だなあ。

イヌの飼育数、1153万匹、ネコは974万匹、合わせると2000万を超え、日本の15歳未満の人口1649万人をはるかに上回るという事実。

そのうち、獣医も小児科、成人科、老年科に別れて病院になったりするかもしれない。

ひょっとしたらと思って調べたら、もうペットの医療保険があった。
見積もりができるので、2歳の中型犬でやってみると、100%補償で年間3万5千円になった。
ねこはちょっと安くて、3万円ほど。

すごい時代だ。
ペットも家族の時代。
そう思ってお金を払う人たちは、どちらかというと年齢の高い人で、お金がある人だろう。
ものを言わないペットたちは、何を望んでいるのだろうか。

これからは多死社会。
どうやって死んでいくのかを人間も考えないといけない時期だろう。

なんかちょっと複雑になってしまう。


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