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2007.09.08 Saturday
ユーミン
昨日中央フリーウェイのことを書いて、今日はクルマでユーミンを聞いた。
ユーミンというと、松任谷由実だが、一番よく聞いたのは20代の頃。デビューしたての頃だった。 まだ荒井由美の時代。 最初のシングルが「返事はいらない」だったと思う。 当時毎月買っていた、ギターの雑誌にスコアが出ていたが、すごく難しいコードの曲だった。 ちょっと無機的なトーンで、その頃のシンガー・ソング・ライターたちとは違う雰囲気の人。 生活感がない…という感じ。 ひこうき雲というアルバムを買って、すごい人だと思った。 2枚目のアルバムがミスリム。 「やさしさに包まれたなら」、「12月の雨」は今でも大好きだ。 「12月の雨」のイントロは一度聞いたら忘れられないフレーズ。 松任谷正隆とのコンビはこのアルバムからだった。 3枚目の「コバルトアワー」はホントにすり切れるほど聞いた。 飛行機のプロペラの音で始まる。 このアルバムで、「ユーミンの音楽」のカタチができたと思う。 ポップなアルバムのイラストも懐かしい。 4枚目が「14番目の月」。前にも書いたかもしれないが、このアルバムが一番好きだ。 つぎの夜から 欠ける満月より 14番目の月が いちばん好き この歌詞は忘れられない。 14番目の月…ほとんど満月だけど十五夜ではない。まだ満ちているから、その月が一番好きというフレーズがユーミンだと思う。 「さみしさのゆくえ」という、悲しいアップテンポの曲もあり、「天気雨」というきれいなメロディラインの曲もあり、「Good luck and Good bye」というアメリカン・ポップ調の曲もあり、「中央フリーウェイ」という不思議なメロディの曲もある。 その後に、「9月には帰らない」「LAUNDRY-GATE の想い出」「埠頭を渡る風」「最後の春休み」…好きな曲がある。 「ジャコビニ彗星の日」…これはすごい歌だ。 「よそゆき顔で」「5センチの向こう側」あたりから、「恋」のユーミンになったと思う。 本当にたくさんのすばらしい曲がある。 水の中のASIAへ、昨晩お会いしましょう、PEARL PIERCE、REINCARNATION、VOYAGER、NO SIDE、DA・DI・DA、ALARM a la mode、ダイアモンドダストが消えぬまに…このあたりまで、ずっとアルバムを持っている。 出たらすぐに買ったアルバムもあるし、あとで買ったアルバムもある。 20代の10年間はユーミンとともに過ごした時代だったかもしれない。 30代になって、少し遠ざかってしまった。 今また、クルマで聞くことが増えた。 無意識に若いころを懐かしんでいるのだろうか…。 まだまだ、ぼくらと一緒にやっていてほしい。 今月は26日が「14番目の月」。忘れずに、夜空を見よう。 |
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