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2025.02.24 Monday
トランプ外交
ここに来て、トランプ大統領の外交はちょっと脅威になってきたと思う。
環境原理主義や多様性を振りまくヨーロッパは、ぼくも嫌いだが、ロシアが一方的に侵攻したウクライナ戦争については、ヨーロッパを支持してほしかった。 あのロシアを認めるのなら、いつ台湾や日本に中国が侵攻してもいずれ認められる、ということになるからだ。 何でもディールという考え方はわからなくもないが、ここまで来るとはヨーロッパの国々も驚いていると思う。 噂では、ウクライナの鉱物資源を譲歩すれば、ウクライナのことも考える、ということらしい。 そういうディールなのだろう。 日経の記事にもあった。 「トランプ政権の外交トップがロシアと和平交渉で示した譲歩は、欧州の同盟国に驚きを持って受け止められている。トランプ氏はウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領を独裁者と呼び、交渉開始にあたって欧州各国とは一定の距離を保っている。」 「トランプ氏が国際問題に対処するにあたり、歴代大統領と同じ方法を取るとは誰も期待していなかった。だが、1945年以来の路線から米国の外交政策をこれほど急速に方向転換することもまた、ほとんど誰も予想してはいなかった。」 アメリカは世界の超大国だ。 その力を使って、ディールを成功させていこうと思っているのだろう。 今までアメリカの力に最も頼っていた日本は、これからどうしていくべきなのだろうか。 バカみたいに憲法9条を金科玉条にできていた時代は終わりつつある。 でも、日本人はそういう争いごとに弱いと思う。 攻めてきたら、一緒に酒を飲めばいい、などと言っている人までいる。 まあ、それが日本人の総意なら、仕方ない。 戦争をさせないための準備は、したほうがいい。 でも、日本の「知識人」はそれにも反対だろうなあ。 とにかく、今はウクライナを応援することが、日本のディールだと思う。 |
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