考えたこと2

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好きなことを仕事にする?
「好きなことを仕事にする」は二流の考えだ、という養老孟司の記事があった。
二流かどうかはわからないが、ぼくも「好きなことを仕事にする」のは勧めない。

もちろん、ぼくの対象は若い人たちだ。

高校時代からなにかに打ち込んで、それしか考えられない、という人もいるだろう。
そういう人はもともと「これが好きだから、仕事にしたい」などと相談には来ない。
逆にそういう人は、好きなことをやるのに精一杯で、勝手に道を見つけるのだろう。
自分でプロになる道を見つけて、その道を突き進む。

そういうタイプの人は、そもそも仕事という概念がない。
「それ」をやりたいのだ。
お金がなければ、アルバイトをしてでも、お金を作って「それ」をやるのだ。
だから、就職という言葉とはあまり縁がないと思う。

女性なら、アパレルが好きとか、化粧品が好きとかいう人もいる。
そういう人はそれに関係した仕事を探そう、というのが基本。
あくまで単に「興味がある」という程度。
それは、仕事を見つけるときのきっかけになる。

それでも、もしもそこで全敗したら困るから、プランBを考えておこうという。
プランBは、自分ができそうな仕事で考えてもらう。
アルバイトで接客が得意とか、パソコンが得意とか、じっとしているのが好きか、それとも外に出るのが好きかとか、土日休みでないとダメかとか、平日でもOKかとか、いろんな側面で考えてもらう。

そこに自分の強みとか経験を絡めて考えてもらう。

どうしても、これがやりたい、という人は止めたらもう来なくなるので、それをやるための方法を考える。
芸能人のマネージャーがやりたいという人には、芸能プロのホームページを見せる。
いくつか見て、この世界は新卒は難しいという。
でも、トライしないと絶対にチャンスはないから、どこかを受けようと伝える。
まずは彼らの要望を受け入れないと、二度と来なくなる。
相談を継続することが大事なのだ。

最初に戻ると、「好きなことを仕事にしたい」という人は、世の中にそんなに多くないと思っている。
本気でそう思っている人は、ぼくらのところに相談になど来ない。

養老孟司の記事とはだいぶ違うが、今書いたような意味で、「好きなことを仕事にする」というような相談をするような人は、ちょっとしんどいということだ。




| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 22:45 | comments(0) | trackbacks(0) |