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2022.12.13 Tuesday
年間ベストセラー
ツイッターを見ていたら、今年売れた本のベスト10があった。
1位が「80歳の壁」、8位が「70歳が老化の分かれ道」の2冊。 どちらも、精神科医の和田秀樹の本だ。 和田秀樹というと、ぼくらが若い頃に受験の本でベストセラーを出している。 灘から東大医学部という経験を生かして、受験のノウハウを本にした。 ちょうど受験地獄などという言葉が現役だった頃。 18歳人口がまだまだ多かった頃だ。 今の彼は老年精神医学を専門に、精神科医をしている。 著作の数は非常に多く、ビジネス分野にも強く、映画監督も経験しており、マルチタレントな人だ。 日本の精神医学界が権威主義で、古い体質であることの批判もしている。 しかし、自分が年をとるとともに、著作するものを変え、今年のベストテンの2作品はさすがと思わせる。 ぼくもこの2冊は買おうかなと思った本。 ちゃんと人口のボリュームゾーンを知っている。 時代とともに生きている人だ。 ネット上で書いたものは、時々目にする。 過去にも何度か和田秀樹の引用もしている。 これとか、これとか、これなど。 どちらかというと、日本では医学界の主流から外れた人だが、こういう人こそもっと発言してほしいものだ。 日本の医学界の大御所にはろくなのがいない。 それは残念ながら、コロナで立証された。 |
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