考えたこと2

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自治体DX
自治体のデジタルトランスフォーメーション(DX)の話。
デジタルトランスフォーメーションだから、コンピューター関連だ。
自治体でコンピューターを活用して、業務を効率化しよう、ということになる。

いろんな自治体で掛け声はかかっているが、なかなか進まない。
コロナ禍の自治体の状況を見れば、すぐにわかるだろう。
手書きや、ファックス、電話というレガシーに頼った(というか、それでいいと思っていたらしい)仕事の進め方が今までやられていたのだから、自治体内部の仕事のやり方は推して知るべしだ。

行政のシステムは、自治体内部にわかる人がいないから、IT業者も敬遠しているという。
国はデジタル庁を発足させて、行政のDXにようやく手をつけた。
メガクラウドを構築して、自治体のシステムを移行するはずだ。
でも、自前でそういうことができない。
理解できる人もいない。
そういう状態では、IT企業も怖くて手を出せない、ということらしい。

ITの大手も技術者が足りないし、その下請けも技術者不足。
だから、いくら旗を振られても…、ということだろう。

技術者の養成をもっとやっておくべきだったのだ。
といっても後の祭りだ。
このあたりが日本の産業の敗退の結果論なのだろう。

各自治体にITの専門家がいれば、できることとできないこと、お金がどれくらいかかるか、各プロジェクトの優先順位などの重要案件の判断ができる。
それが無理でも、ある程度説明したらわかる。
でも、そういう人すらいないのだろう。

効率化が進まないのは、効率化を進めれば仕事のやり方が変わるし、人数が減るからだ。
その減った人数をITに回せばよかったのだが、仕事が変わるのを拒否するので、それも無理だった。
こんな組織でITが進むわけがない。

だからこそ、保健所で電話をかけ、FAXでデーターを連絡するといった非効率な仕事が残っている。
20年ほど遅れているのだ。

そして、公務員試験ではITリテラシーなど一切問われない。
何十年も同じ試験をやっている。

いったい、どうやって自治体のDXを進めるのだろうか。

| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 23:28 | comments(0) | trackbacks(0) |