![]() |
2022.06.14 Tuesday
early summer 2022
小田和正の新譜CD。
予約していたのが届いた。 全部で9曲だが、半分以上は既発表の曲だ。 メンバーを変えて録音している。 1曲めの「風を待って」では大橋卓弥、熊木杏里、Juju、根本要、松たか子、水野良樹、矢井田瞳、和田唱という、クリスマスの約束でおなじみのミュージシャンがコーラスで共演している。 もうあまり創作意欲は残っていないようだ。 さすがに74歳となると、しんどいのだろう。 コロナもあったし…。 小田はあまりコンピューターでの曲作りは好きではないと思っていたが、年を取って人付き合いがだんだんと限定されてきたのか、主要なところ以外はプログラミングされている。 アレンジ自体は自分だが、プログラミングは別の人がやっている。 驚いたのはピアノやキーボードも弾いていないこと。 リードボーカルだけが小田ということだ。 2人組のオフコースの頃はギター、キーボード、何声かのコーラスを自分一人でやっていたのになあ。 よく聞くと、声に力がないのは仕方ないのだろう。 でも、これだけハイトーンで歌えるのは立派だ。 本人が一番よくわかっているんだろうが…。 so far so goodという曲では、ハーモニカで小田の名前がクレジットされている。 どこで吹いているのか、よくわからないのだが…。 ミュージシャンとしての意地だったのかもしれない。 嬉しいこと 悔しいこと 繰り返しながら 相変わらずの毎日 そんな自分だけど 誰れかを 幸せに出来るとしたら きっと それが いちばん 幸せなこと 小さな夢と 不安を抱えて 自分が思う道を 歩いている たとえ 選んだその道が 間違っていても 無駄な時間が 流れるわけじゃない こういう歌詞が自然に書けるようになったのだろう。 これが74歳の境地なのか。 もうツアーが始まっている。 だいたい週に2日。 福島、新潟、愛知、大阪、北海道、宮城、香川、東京、沖縄、広島、愛媛、福岡、神奈川、愛知、埼玉、そしてホームグラウンドの神奈川で11月9日のラスト。 身体や声が持つのだろうかと心配になる。 今回のツアーのラストはきっと「この日のこと」という曲だ。 ずっと woo ずっと 君のことが 気になってた いつの日か会いたいと 遠くから思っていた 大きなスクリーンにこの歌詞が出て、みんなで歌って、女性ファンは泣くのだろう。 年末にツアーの中継録画がきっと流れる。 その時を楽しみにしよう。 |
![]() |