![]() |
2022.02.24 Thursday
会社の未来
社会を豊かにするのは成長だろうと思って、「味の素と半導体」という記事を書いた。
でも、最近は流行らない。 こないだは日経の「カイシャの未来」という記事を見て驚いた。 不便や不平等があるから、ビジネスのチャンスがある。 それを否定してどうやって成長するのか。 記事はこんな言葉で始まっている。 「株式会社が誕生してから約400年。社会を豊かにしてきた会社が岐路に立っている。利益を過度に追い株主に報いる経営姿勢に若者らがノーを突きつけ、社会への貢献や存在意義を明確に示すよう求め始めた。」 若者にそういう意見を吹き込んでいる人たちは確かにいる。 SDGsとか、ESGなどということを信奉している人たち。 そういう人たちは、社会の生産活動に関わったことがないのではないか。 日経の記者や編集者は、本来の企業活動の意味を理解しているのだろうか。 みんなが平等でのっぺりした社会が実現したら、記事を書くこともなくなるのだ。 岸田首相の「新しい資本主義」といい、この記事といい、なんだかおかしい。 |
![]() |