考えたこと2

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経済小国
就活生には、今の社会の動向を理解しておくこと、と言っている。
それは3つのキーワード。
少子高齢化、IT化、グローバル化だ。
これは10年前くらいから、顕在化してきた。

少子高齢化は言い換えれば「多死化社会」。
たくさんの人が死んで、少ししか生まれない。
だから人口が減る。
人口が減れば、国内でものは売れなくなる。
結局、国内市場は縮小することになる。

それを補うのがIT化。
新たなインフラになったネットを使うことだ。
人が減っても、効率を上げれば生産を保つことはできる。
日本政府の紙やFAXの利用など、とんでもないことだ。
それをやる技術者も足りない。
日本で一番IT化が遅れていると思われるのが、役所と学校。
特に学校の罪は重い。
教える側がIT化の便利さを体験していないからだ。

そして、グローバル化。
日本市場は縮小するが、海外は人口増。
生産を移転したり、減った人口を補うために海外から人が入ってくる。
経済は国境を超えるのだ。

この3つのキーワードを覚えておけば、たいがいの企業の課題は見えてくる、と言っている。

残念なのはそういう事を教える先生が少ないこと。
この話をすると、多くの学生には「?」というマークが浮かぶ。

少子高齢化は反応する学生が多いが、そこから先の「多死社会」というのが出てこない。
IT化はもうスマホやアプリで恩恵を受けているのだが、そこにどんな課題があるのかなど、わからないようだ。
グローバル化は当然、という顔をするが、個々の企業の課題までにはつながらない。

現在の日本は危ない局面に立っていると思う。
もはや経済大国ではなくなりつつあり、貧しい国になろうとしていることを理解していない。
このままのペースで行くと、2100年には人口が1/3になるらしい。

もちろん、変化はゆっくりだ。
でも、何も手を打たなければ確実にやってくる。

IT化を進め、効率を上げることがまず必要。
年寄りは早く引退すべきだろう。

それと、高齢者の方を向いた政治はやめないといけない。
もっと現役を大事にしないと。
コロナでは、余命幾ばくもない人を生かすために、現役の人たちが自死を選んでおり、その数のほうが圧倒的に多くなってきている。
古いマスコミでは問題意識さえ提起されない。
気の毒だと思う。

ぼくらは高度成長の遺産を使って命を全うできるとは思うが…。




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