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2020.11.25 Wednesday
radiko
コロナの影響で、ラジオのリスナーが増えているとのこと。
ただし、聞くのはネットになる。 Webで国内のラジオ局を聞けるのが、radiko。 2020年の3月に利用者数が急増し、1000万人に迫った。 日間の実際の利用者数は170万人で、3月以前から30万人も増えた。 自粛、特にリモートワークの影響だ。 そのほとんどがスマホのアプリで聞いている。 スマホがトランジスタラジオの代わりになっている。 聞いている人たちのアンケートを見ると、驚いたことに20代が23.3%、40代が23.2%、50代が20.4%。 若い人たちが聞いているのだ。 なかでも、オールナイトニッポンが人気だという。 深夜放送ラジオ再びと言う感じ。 ジャニーズ系がパーソナリティをやっている番組も人気。 最近のラジオ番組は、番組の中でツイートをするなど、SNSを活用して「リスナーとのエンゲージメントを結べる」ということらしい。 スマホということで、放送が個人と紐づくことからリスナーの数値化も進み、関連ツイートを分析して、広告がどれだけの人に届いたかわかるようになっている。 昨日友人と、昔聞いていたラジオの話をしたところだった。 ぼくらが中学、高校の頃はラジオの深夜放送がブームで、ヤングタウン、ヤングリクエストの時代だった。 無理して関東の放送を聞くために、ラジオのダイヤルをあわせたりしている人もいた。 関東のオールナイトニッポンだ。 メジャーなタレントは東京に進出し、東京のラジオに出ていたから、それを聞こうとすると周波数を合わせるしかない。 夜は比較的電波が届きやすいので、無理したら聞けないことはなかったが、ほとんどが雑音まじり。 それでも、マニアは聞こうとしていた。 関西の深夜放送はお笑いタレントか、関西ローカルのフォークシンガーなどがメイン。 そういう棲み分けができていたのだろう。 今は雑音もなく、ネットで聞ける。 ただ、エリアフリーで聞こうと思うと、月額350円払わないといけない。 このお金は地方のローカル局に配分されるのだろう。 こういうのを見ていると、日本は資本主義ではないように思う。 しかし、ラジオの人気が上がったのは喜ぶべきことだと思う。 ただ、ぼくが聞いているNHKの番組が入っていないのは残念。 FMシアターや新日曜名作座などのドラマ、上方演芸会の演芸、短編小説の朗読、文化講演会など、面白い番組がたくさんあるのに。 もう古い人間になったのか。 今はネットの時代になって、ネットとラジオの融合ということで新規リスナーを開拓している。 いいことだと思う。 |
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