考えたこと2

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radiko
コロナの影響で、ラジオのリスナーが増えているとのこと。
ただし、聞くのはネットになる。

Webで国内のラジオ局を聞けるのが、radiko。
2020年の3月に利用者数が急増し、1000万人に迫った。
日間の実際の利用者数は170万人で、3月以前から30万人も増えた。
自粛、特にリモートワークの影響だ。
そのほとんどがスマホのアプリで聞いている。
スマホがトランジスタラジオの代わりになっている。

聞いている人たちのアンケートを見ると、驚いたことに20代が23.3%、40代が23.2%、50代が20.4%。
若い人たちが聞いているのだ。
なかでも、オールナイトニッポンが人気だという。
深夜放送ラジオ再びと言う感じ。
ジャニーズ系がパーソナリティをやっている番組も人気。

最近のラジオ番組は、番組の中でツイートをするなど、SNSを活用して「リスナーとのエンゲージメントを結べる」ということらしい。
スマホということで、放送が個人と紐づくことからリスナーの数値化も進み、関連ツイートを分析して、広告がどれだけの人に届いたかわかるようになっている。

昨日友人と、昔聞いていたラジオの話をしたところだった。
ぼくらが中学、高校の頃はラジオの深夜放送がブームで、ヤングタウン、ヤングリクエストの時代だった。
無理して関東の放送を聞くために、ラジオのダイヤルをあわせたりしている人もいた。
関東のオールナイトニッポンだ。
メジャーなタレントは東京に進出し、東京のラジオに出ていたから、それを聞こうとすると周波数を合わせるしかない。
夜は比較的電波が届きやすいので、無理したら聞けないことはなかったが、ほとんどが雑音まじり。
それでも、マニアは聞こうとしていた。

関西の深夜放送はお笑いタレントか、関西ローカルのフォークシンガーなどがメイン。
そういう棲み分けができていたのだろう。

今は雑音もなく、ネットで聞ける。
ただ、エリアフリーで聞こうと思うと、月額350円払わないといけない。
このお金は地方のローカル局に配分されるのだろう。
こういうのを見ていると、日本は資本主義ではないように思う。

しかし、ラジオの人気が上がったのは喜ぶべきことだと思う。

ただ、ぼくが聞いているNHKの番組が入っていないのは残念。
FMシアターや新日曜名作座などのドラマ、上方演芸会の演芸、短編小説の朗読、文化講演会など、面白い番組がたくさんあるのに。
もう古い人間になったのか。

今はネットの時代になって、ネットとラジオの融合ということで新規リスナーを開拓している。

いいことだと思う。



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