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2020.11.21 Saturday
弱点
パワハラ関連で、部下に言って良い言葉と悪い言葉があると弁護士が書いている。
言って良い言葉は、 「一緒に考えてみようか」 「オレはこうしてくれるとうれしい」 「君にはこんないいところもあるんだから」 「君の得意なところから始めようか」 「どんなことがあっても君の味方だから」 コーチングで言う、"I"メッセージというやつだ。 「私」を主語にして言うと、叱責にはなりにくい。 "You"メッセージと言って、あなたを主語にすると、詰問になる。 パワハラになる言葉は、 「なんでできないんだ」 「やるのが当たり前だろ」 「もうオレは知らん」 「会社に入って何年になるんだ」 「あいつはこんなに営業成績がいいのに」 少なくとも、ぼくが会社にいるときには、こいう言葉は聞いたことがない。 言った覚えもない。 きっといい会社だったのだろう。 パワハラというのは、常識の問題だと思う。 常識が通じるか、通じないかというところだ。 失敗が常識的なものなら、パワハラなど起こらないと思う。 「仕方ない」で済む。 常識はずれの失敗をしたら、それはもうムリだ。 1回、2回は我慢するかもしれないが、3回やらかしたらその部下はその仕事に向いていない。 部下でとどまるのなら、失敗しそうな仕事はアサインしない。 できれば他の部署に異動させる。 そういう意味ではぼくは冷たい人間だ。 八方美人を旨として、人とはうまくやる方針。 部下からは話のわかる上司と思われやすい。 パワハラなどしない。 しない代わりに、失敗するような仕事はさせない。 だから、本当は人を育てられない。 自分でやってしまうのだ。 これがぼくの弱点。 |
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