考えたこと2

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腕時計の危機
シチズン時計の業績が悪いらしい。
原因は腕時計の不振。
スマートウォッチが脅威になっているとのこと。
こないだ変わり種のスマートウォッチを出したところだが…。

腕時計をつけない若い人が増えた。
スマホを持っていると、正しい時間はわかるからだ。
そして、今どきはスマホの着信情報やいろんな情報を手元に送る技術もできた。
おまけに、腕に付けていると心拍や血圧、心電図波形などもわかる。
加速度センサーで運動量も測れる。
それらを全部実現するのが、スマートウォッチというものだ。

まだまだデザイン上の問題がある。
バカでかいものが多い。
小さくすると、電池が小さくなって、電池の持ちが悪くなる。

アップルウォッチはずっと出ていたが、ようやく使いものになってきた。
問題はまだ電池の持ちが悪いこと。
アメリカ市場向けの最新のものは、心電図をモニターして危険を予測できる。
日本向けはその機能は使えない。規制があるからだ。

最初は既存の時計のメーカーはガジェット扱いだったが、ここに来て脅威になってきたということだ。
生まれたときからスマホを見てきた人たちは、スマートウォッチに行くのかもしれない。
その人口が半分だったとしても、従来の腕時計の需要は半分になる。

アマゾンで見ると、中国製の安いスマートウォッチが山ほどある。
数千円のものから、上はアップルの4,5万円まで。

時計機能は既存の物を使い、電子機能のみを文字盤で見ることができるハイブリッドのものも出てきた。

ウォークマンとiPodのような構図。
ソニーが負けたように、シチズンやセイコーは負けるのだろうか。

アナログ機械式から、デジタル液晶、クオーツと進化してきた腕時計。

日本のメーカーも頑張ってほしいと思う。


| | 考えたこと | 21:05 | comments(0) | trackbacks(0) |
一人家族
2040年には一人家族(単身世帯)が4割になるらしい。
1980年に2割だったが、今は35%。
あと11年で5%増える。
今でもほぼ半分に近いが、4割というと、一人世帯がほとんど2軒に1軒になるということだ。

1975年ごろから未婚者が増えはじめたとのこと。
ぼくが18歳の時。
50代前半の未婚率は、90年までは5%足らずだったが、2010年には20%を超えた。
75年以降に未婚を選択し、50代の未婚者が急増した。
ぼくらの少し後の世代。
さすがにぼくらの世代の未婚率は、2割もないはず。

70年代の後半から、「晩婚化・未婚化・出生率低下・離婚率上昇・単身世帯増加」の5点セットが始まった。
今の少子化の元になるものだ。
この原因は経済成長で豊かになったから、ということらしい。
生活のためだけに、結婚しなくてもよくなった。

今の先進国は、移民流入を除くと多かれ少なかれ少子化の状態だと思う。
経済的に豊かになって、人生における選択肢が増えると、結婚しないという選択も増えてくるということだろう。

今でも一人家族が35%いるのだから、2040年に向けてそんなに激増するわけではない。
ただ、後期高齢者の一人家族が増えるということは、考えておく必要がある。
問題としては、「孤独になること」「認知症が増える」ということ。
認知症は、いい薬が開発されるかもしれないが…。

平均寿命は女性の方が長いから、高齢者に関してはどうしても女性の一人暮らしが増える。
うちの母も一人暮らしだが、今はサービス付きの集合住宅に入っている。
そのマンションの住人は、やはり圧倒的に女性が多い。
一人一部屋なので、夫婦で2部屋借りて住んでいる人もいるが、2,3組だ。

一人家族が元気にならないと、日本の活力は減退する。

本当なら、一人家族が減って、二人以上の家族が増えてほしいところだが…。


| | 考えたこと | 00:17 | comments(0) | trackbacks(0) |