考えたこと2

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Web会議
Webでの面談は余計な話がなくなり、時間的には短くなる。
実際に顔を合わせての面談よりも、得られる情報量が少なくなり、その情報にまつわる話がなくなるからだろう。
Webの会議も、よけいな話がなくなって、早く終わる。
会議の目的を果たすという意味では、効率が上がる。
移動の時間がなくなって、おまけに会議の時間も減るとなると、いいことずくめだ。

社会学的に、この「よけいなコミュニケーション」というのはどういうものなんだろう。
どんな意味を持つのだろうか。

Web面談で言えば、ちょっとした仕草や表情、顔を合わせているからこそ伝わるものから、不安や心配、要求を人間は読み取ることができる。
そういうものから、アドバイスを追加したり、こちらから問いかけをしたりすることができる。
今のWebカメラ・マイクの解像度や遅延では、それらは失われる。
そこがもったいないと思う。

会議中のよけいな話からでも、仕事上のいろんなヒントを得たりしたことはある。
問題提起をする会議などでは、どんな情報が自分たちの役に立つかもわからないのだから、余計に「よぶんな情報」が必要だ。
そういうものが無くなるのも、もったいない。

でも、会議のために移動することを思えば、圧倒的にWebの方が効率がいい。
国際会議など、Web会議に代替えすることで大幅な経費削減になる。
時代はそっちの方に行くべきだと思う。

ずっと見ているNCISという海軍の犯罪捜査のワシントン支局にはMTACという部屋がある。
NCIS用語集によると、MTACの意味は、

「Multiple Threat Assessment Centerの略。
CIA、FBI、DEA及びインターポールや国務省、陸海空軍などの主要機関と映像、音声で通信する機能を有する中枢のシステム。」

と書いてある。

本当にあるのかどうかはわからないが、ドラマの中では大画面でWebミーティングをしている。
イラクやアフガニスタンに派遣された舞台との交信や、FBIとのやりとりなどで使っている。
あれは大画面にすることによって、できるだけニュアンスを伝えようとしているのだろうか。

人間のコミュニケーションの7割は非言語だという。
表情や声の調子などの情報が圧倒的に多い。
そこができるだけ欠落しないようなシステムが必要だ。

そういうことを考えている人もいるんだろうと思う。

早く実用化してほしいものだ。


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