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2020.03.22 Sunday
Web会議
Webでの面談は余計な話がなくなり、時間的には短くなる。
実際に顔を合わせての面談よりも、得られる情報量が少なくなり、その情報にまつわる話がなくなるからだろう。 Webの会議も、よけいな話がなくなって、早く終わる。 会議の目的を果たすという意味では、効率が上がる。 移動の時間がなくなって、おまけに会議の時間も減るとなると、いいことずくめだ。 社会学的に、この「よけいなコミュニケーション」というのはどういうものなんだろう。 どんな意味を持つのだろうか。 Web面談で言えば、ちょっとした仕草や表情、顔を合わせているからこそ伝わるものから、不安や心配、要求を人間は読み取ることができる。 そういうものから、アドバイスを追加したり、こちらから問いかけをしたりすることができる。 今のWebカメラ・マイクの解像度や遅延では、それらは失われる。 そこがもったいないと思う。 会議中のよけいな話からでも、仕事上のいろんなヒントを得たりしたことはある。 問題提起をする会議などでは、どんな情報が自分たちの役に立つかもわからないのだから、余計に「よぶんな情報」が必要だ。 そういうものが無くなるのも、もったいない。 でも、会議のために移動することを思えば、圧倒的にWebの方が効率がいい。 国際会議など、Web会議に代替えすることで大幅な経費削減になる。 時代はそっちの方に行くべきだと思う。 ずっと見ているNCISという海軍の犯罪捜査のワシントン支局にはMTACという部屋がある。 NCIS用語集によると、MTACの意味は、 「Multiple Threat Assessment Centerの略。 CIA、FBI、DEA及びインターポールや国務省、陸海空軍などの主要機関と映像、音声で通信する機能を有する中枢のシステム。」 と書いてある。 本当にあるのかどうかはわからないが、ドラマの中では大画面でWebミーティングをしている。 イラクやアフガニスタンに派遣された舞台との交信や、FBIとのやりとりなどで使っている。 あれは大画面にすることによって、できるだけニュアンスを伝えようとしているのだろうか。 人間のコミュニケーションの7割は非言語だという。 表情や声の調子などの情報が圧倒的に多い。 そこができるだけ欠落しないようなシステムが必要だ。 そういうことを考えている人もいるんだろうと思う。 早く実用化してほしいものだ。 |
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