考えたこと2

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オープンカー
今時のオープンカーを買うのは高齢者らしい。

こないだ、車で夕方走っていたら、後ろから最新モデルのマツダのロードスターがオープンで追い抜いていった。
ドライバーは白いあごひげを伸ばした高齢者。
おそらく還暦は過ぎているだろう。
流行りの丸いサングラスをしていた。
白のきれいな車だった。

若い人たちは2シーターの車など買わないだろう。
カーシェアを使う人も多い世の中、若者にとっての車の価値は動くことと、たくさん荷物が積めることくらいになった。
2シーターのオープンカーはもう時代遅れなのかもしれない。

この寒い中、屋根を開けてオープンで走るやせ我慢は、若い人から見ればバカバカしいことだと思う。
でも、クルマのカリスマ性を感じている高齢者ドライバーにとっては美学なのだ。
ぼくも、その気持ちはわかる。

日本ではそういうクルマ文化は消え去る運命だ。

それに似たようなものは他にもある。
野球の文化もそうだし、新聞の文化もそうだろう。
固定電話の文化もそうだ。
オーディオの文化もそうだと思う。
手紙の文化など、もうなくなっている。

マツダのロードスターは世界的に成功した車種。
ニッチな所で生き残った。
各地にオーナーズクラブもある。
メーカーも修理体制を整えて、それらをサポートしている。

ぼくはそういうクルマの文化を知っているが、それは若い人たちには伝わらない。
貧しくなったし、他の楽しみも増えた。
世界的にはどうなのか、わからないが、販売するクルマの4割が軽自動車の時代、少なくとも日本では難しい。

自動車メーカーもそのあたりはわかっていつつ、打つ手が見つからないのだ。
電動化、シェアリングなど、大変な事態にも対応しないといけない。

これからの自動車メーカーは本当に大変だ。

若い世代をどう取り込んでいくか…。




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