考えたこと2

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過渡期の時代
ぼくらの時代は過渡期の時代だった。
一番大きいのは、インターネットの過渡期。
2000年代の始めくらいから、パソコンの普及とともに、インターネットが広まった。
それまで電話とFAXだったが、メールになり、オフィスから会話が消えた。
固定電話をなくした会社もあるらしい。

手書きもなくなって、全てワープロになった。
もう20年ほどほとんどペンで字を書かない。
読めるけど書けない漢字が増えた。
西洋人はタイプを打つから、字が下手だと思っていたが、自分もそうなった。

製図板もなくなった。
みんなCADになって、2004年には液晶画面に3次元のモデルが見えていた。
2次元の図面で表せないところまで、データーを作らないといけなくなった。
あれからさぞかし進んだのだろう。
最初から3次元CADでモノづくりができた途上国はラッキーだと思った。

記録メディアも変わった。
音楽は、レコードがCD、MDを経てコンピューターやネット上のファイルになった。
カセットのウォークマンがMDに変わり、iPodになった。ソニーの時代が終わった。
映像は、VHS、8mmビデオになり、HDDレコーダーになって、今はストリーミングのデーターだ。
デジタルカメラも、デジタルビデオもスマホになった。

そういえば、20代の頃にカラオケができたときは、演歌が半分くらいだった。
あの頃はスナックがあった。ひょっとしたら、スナックという言葉ももう死語かもしれない。
今はカラオケボックスの時代。
カラオケは世界に輸出された。日本の文化だ。
歌謡曲というジャンルもなくなった。
流行歌さえなくなろうとしている。

ぼくが生きている間に、お金もなくなるかもしれない。
電子マネーに変わるのだろう。

そういう過渡期の時代を生きられて、変化を見られたのはよかったと思う。
アナログからデジタルへの変化は、きっと今まで人類が経験した変化のうち、最も早くて大きな変化だったと思う。

経済的には日本は高度成長し、一時は世界を制したかに見えたが、そこからバブルの時代に入って、凋落した。
今は失われた30年と言われている。
高度成長から、バブルの浮かれ騒ぎ、そして崩壊、低成長という時代を過ごしている。

アナログの時代はよかった。
それはアナログがよかったのか、それとも若いからよかったのか、あるいは日本が成長していたからか…、今となってはわからない。

でも、平和な時代を過ごせたことは、本当によかったと思う。

これは憲法9条のおかげだろうか、それとも在日アメリカ基地のおかげだろうか…。




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