考えたこと2

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還暦祝い
3月の5日で還暦。
その3日前ではあるが、今日前の会社の人たちが集まって、ぼくの還暦祝いをしてくれた。
本当なら、定年祝いになるところだが、もう会社を辞めて13年も経つので還暦祝いという事になったのだ。

10人以上の人たちが集まってくれた。
上は79歳、下は58歳。
13年前のところでぼくの会社の記憶は止まっている。
その中から、ぼくが入社した時の上司、一番お世話になった上司、出張で同じ釜の飯を食った先輩、後輩が、ぼくの思い出を語ってくれた。

恒例にしたがって、いいことを話してくれる。
多かったのは、落語の話し。
やった方は忘れているが、聞いた方は覚えている。
入社してすぐに落語をやったことはあったと思う。

慰安旅行で交通事故を起こしたこともあった。
これも忘れていたが、回りの人たちは覚えていた。
よく60歳まで生きたなあ、という感想だった。

あまり仕事のことは話さない。
本当に長いこと仕事を一緒にした人だけが、仕事の事を話す。
そういうものだ。
ぼくも今までそうしてきた。

ぼくは色紙とベストをもらって、最後に話した。
入社から、5年間の初めての部署のこと、それから15年間の設計業務、そして最後に5年の企画業務。
やったことを話して、ぼくなりの退社理由を説明し、そこから10年間の学校法人の話を簡単にした。

そして、会社に入ってよかったと言った。
自分を育ててくれたし、自分もそれなりに恩返ししたと思う。
その25年のことは忘れない。
そこからの10年はある意味で外様だった。
大変だったが、やりきったと話した。

最後に記念写真を撮ってもらった。

本当にみなさん、今日はありがとうございました。
これで第三の人生を歩めます。

| | 考えたこと | 23:53 | comments(0) | trackbacks(0) |
ハインリッヒの法則
どっかオカシイのではないかと思う事が最近多い。
中でも、横浜の原発のいじめの件はそう思う。

結局、教育長が謝罪したが、こういう事例はたくさんある。
教育界の内部にはいろんな事情があって、いじめの釈明は今回の横浜のようになることが多い。
それを内向きの価値観ということで以前書いた。

これは学校という労働現場で起きた「災害」と見ることができる。
ハインリッヒの法則、というものがある。
ウィキペディアによると、「ハインリッヒの法則は、労働災害における経験則の一つである。1つの重大事故の背後には29の軽微な事故があり、その背景には300の異常が存在するというもの。」とある。

結局構造的なバックグラウンドがあって、それが時々表に出る、ということだ。
ヒドイ事例は今回のように謝罪というような表沙汰になる。
一つが表沙汰になったら、その後ろには29の同じような事例がある。
またその後ろには、300の異常が存在する、という法則。

これは工場で起こる事故等の時に言われる経験則だ。
一つの重大事故の後ろには、29の赤チン災害(軽微な災害)があり、その後ろには300のヒヤリハット(事故には至らなかったが、危なかったという事例)がある。
それを、一つのヒヤリハットの事例が出た時に潰しておけば、事故は起こらない、と教わった。
安全衛生課というのが、その担当だったなあ。

教育に携わる人達に、こういう考え方はないのだろうか。
何度でも繰り返される、いじめによる自殺などの事例。
その後ろ側には何百のいじめがある。
それは明らかだろう。

しかし、組織的にそれを何とかしようという、「安全衛生課」であるはずの教育委員会も一緒になって、いじめは起こっている。

この法則を発見したハインリッヒは、予防可能なものは、労働災害全体の98%だと言っている。

適切な処置を行えば、ほとんどは防げる、ということで工場は日々運営されている。

これだけたくさんの不祥事を起こしている教育委員会は、やっぱり解体して別組織にすべきだと思う。



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