考えたこと2

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ミステリアスな日本
クリミナル・マインドというFBIのプロファイラーが活躍するドラマがある。
それのスピンオフのドラマで、海外でアメリカ人が殺された連続殺人事件を扱う、クリミナル・マインド国際捜査班というのが始まった。

WOWOWで始まって、まだ数回だがインドやタイ、南米などに続いて、日本が出てきた。
FBIのチームが日本に行って警察に協力依頼をして、調査を始める。

音楽や映像の感じで言うと、ミステリアスな感じが出ている。
日本の警視庁の人と名刺交換をする。
その場面は、アメリカ人にとってけっこう緊張する場面のようだ。
アメリカの若いスタッフは、何で名刺がそんなに大事なの?と言っていた。

ぼくはアメリカに行った時、そういう場面に遭遇した。
日本から4人がアメリカの会社に視察に行き、そこでエライ人たちと顔を合わせて名刺交換したのだ。
その時はみんな日本風の作法にのっとって、ちゃんと交換していた。
あとで聞いたら、日本の会社と提携するということで、だいぶ講習をやったらしい。
名刺交換も重要な科目だったようだ。
だから自然にやれたのだろう。

インドやタイは、そんなにミステリアスな感じでは描かれていなかった。
未だに日本はアメリカ人にとって、東の果て(ファー・イースト)の極東であり、よくわからないところなのかもしれない。

ドラマの中では、切腹も出てきた。
日本人は自殺を是とするという考え方もある、という感じ。
キリスト教の人たちにとっては、なかなか理解できないことなんだろう。

引きこもりも出てきた。
30年部屋から出ず、ネットやゲームをしている、と言っていた。
アメリカでは考えられないことだ。
働かなければ食えないし、30年も部屋でじっとしていることなどあり得ない。

ドラマの影響は大きい。
ぼくらは戦後70年で、だいぶアメリカナイズされていると思っている。
昭和30年代から40年代にはゴールデンタイムにアメリカのドラマをやっていた。
コンバット、ペリー・メイスン、ハワイアン・アイ、ラッシー、フリッパー、ベン・ケーシー、奥様は魔女など、いくらでも挙げられる。

でも、日本のドラマはアメリカではやっていない。
だから、彼らから見たら未だに文化的にミステリアスなところがあるんだろう。

戦争末期のカミカゼやハラキリがまだ尾を引いているんだろうか…。


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