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2017.03.18 Saturday
ハイブリッドの次
日産のノートePowerが好調。
これはモーターで走るEVだが、そのために必要な電気をエンジンで作るというもの。 シリーズハイブリッドともいう。 エンジンとモーターが直列でつながれており、エンジンは発電のみに使う。 エンジンで作った電気を使って、モーターで走る。 ノートのePowerに対抗して、プリウスのPHVが出た。 PHVというのは、プラグイン・ハイブリッド・ビークルの略。 家庭用の電源で充電ができるハイブリッド車という意味。 従来のハイブリッド車よりも電池とモーターの容量がアップして、電気自動車(EV)として走れる距離が増えた。 発電用と走行用のモーターが2つあって、モーターで時速135キロまで出せるらしい。 ほとんどEVだ。 ハイブリッドとの違いは、家で充電してほとんど電池で走り、電池がなくなったらエンジンを併用して普通のハイブリッドとして走るということになる。 サンデードライバーで遠出をしないなら、給油はほとんど要らないだろう。 充電で事足りる。 価格はノートePowerが177〜244万円に対して、326〜444万円ということでだいぶプリウスPHVの方が高い。 PHVの方が仕組みが複雑だからだ。 バッテリーとモーターとエンジンをつないで制御しないといけない。 両者を見ていると、どうも日産の方に分があるように思う。 ノートePowerは自宅で充電はできないが、値段が安い。 トヨタのPHVの短い距離を走るなら、EVとして使えるというのは確かにメリットだが、それを手に入れるのに100万円ほど余分に払うのは高いように思う。 いずれにせよ、モーターでクルマが走る、という時代が来ている。 いよいよ、クルマ産業の形も変わっていく。 いずれ、エンジンはなくなるのだろう。 生きている間に、そんな時代が来るとは思わなかった。 まだまだエンジンの時代だと思っていたが…。 ホンダと日立が提携したのも、モーターの技術が必要だからだろう。 新しい時代にも、日本企業に頑張ってほしい。 |
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