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2017.03.02 Thursday
ハインリッヒの法則
どっかオカシイのではないかと思う事が最近多い。
中でも、横浜の原発のいじめの件はそう思う。 結局、教育長が謝罪したが、こういう事例はたくさんある。 教育界の内部にはいろんな事情があって、いじめの釈明は今回の横浜のようになることが多い。 それを内向きの価値観ということで以前書いた。 これは学校という労働現場で起きた「災害」と見ることができる。 ハインリッヒの法則、というものがある。 ウィキペディアによると、「ハインリッヒの法則は、労働災害における経験則の一つである。1つの重大事故の背後には29の軽微な事故があり、その背景には300の異常が存在するというもの。」とある。 結局構造的なバックグラウンドがあって、それが時々表に出る、ということだ。 ヒドイ事例は今回のように謝罪というような表沙汰になる。 一つが表沙汰になったら、その後ろには29の同じような事例がある。 またその後ろには、300の異常が存在する、という法則。 これは工場で起こる事故等の時に言われる経験則だ。 一つの重大事故の後ろには、29の赤チン災害(軽微な災害)があり、その後ろには300のヒヤリハット(事故には至らなかったが、危なかったという事例)がある。 それを、一つのヒヤリハットの事例が出た時に潰しておけば、事故は起こらない、と教わった。 安全衛生課というのが、その担当だったなあ。 教育に携わる人達に、こういう考え方はないのだろうか。 何度でも繰り返される、いじめによる自殺などの事例。 その後ろ側には何百のいじめがある。 それは明らかだろう。 しかし、組織的にそれを何とかしようという、「安全衛生課」であるはずの教育委員会も一緒になって、いじめは起こっている。 この法則を発見したハインリッヒは、予防可能なものは、労働災害全体の98%だと言っている。 適切な処置を行えば、ほとんどは防げる、ということで工場は日々運営されている。 これだけたくさんの不祥事を起こしている教育委員会は、やっぱり解体して別組織にすべきだと思う。 |
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