考えたこと2

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製造業の変革
まだ会社勤めしていた頃、フォード・モーターの記事を読んだ。
フォードは自動車を売った後、そのメンテナンスや修理代、保険などに使うお金の額を計算し、それも自社に取り込むことを考えている、ということだった。
その後、高級車には故障したら自動的にディーラーに電話をかけ、ナビの画面にそれが示される、という記事を見た。

それと前後して、ゼネラル・エレクトリックの飛行機のエンジンが、自動的に部品交換の連絡をして、メンテナンスをしている、という記事もあった。
最近はエンジンに取り付けられたセンサーを使って、燃料費を節約する飛行プランを作る、というサービスをやっている、という。
これが新しい製造業のモデルらしい。

モノを作った時に、その使い方がわかるようなセンサーを入れておいて、そのモノを効率的に使うための利用法を考案する、というようなサービスを売るのだ。

そういえば、学校に勤めているとき、コピーの複合機は同じような機能がついていた。
勝手にメンテナンスの人を呼んで消耗品を変える。
今までなら壊れてから変えていたところだが、壊れる前に交換して長持ちさせる。
これを発展させれば、どんな印刷の無駄があるかを分析をしたり、いつが忙しい時期かをみて、どうやって仕事を平準化するかといったようなサービスもできるだろう。

製造業はサービス化していく。
そのためにIoT(Internet of Things)=モノのインターネットということが必要になるのだと思う。

個人に関してはその出入り口がスマホになるんだろう。

例えば、ヘッドフォンから「この音量で聞き続ければ耳が悪くなる」というような情報をスマホ経由で連絡したり、シャープペンから「筆圧が弱すぎる」というような指示が出たりするサービスだ。
あまりいい事例ではないが、でも、そういうことが可能になる、ということだ。

あらゆるモノにセンサーが入り、インターネット経由で通信する。

それが製造業ではこういう形になる。
日本は標準化でアメリカや欧州に負ける。
でも、センシングの技術は進んでいると思う。

製造業はどんどんコスト面で海外に出ていっているが、このようなサービスを含めたモノはまだまだこれからだ。

日本のメーカーが頑張ってほしい。

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