![]() |
2015.05.24 Sunday
イチローの監督
今のイチローが所属してるチームは、マイアミ・マーリンズ。
そのチームの監督が5月18日、ダン・ジェニングスに代わった。 これが普通の監督ではなく、指導経験では高校野球のコーチをやってきただけの人らしい。 記事によると、「サザン・ミシシッピ大学でカレッジベースボールのプレイヤーとして過ごし、1984年にヤンキースのトライアウトに落ちプロ入りを断念。間もなくしてアラバマのダヴィットソン高校の監督、86年にシンシナティ・レッズのスカウト、88年にマリナーズのスカウト、95年デビルレイズのスカウティング・ディレクター、2002年マーリンズの副社長、2007年のアシスタントGM、2013年にGMに就任」という経歴。 要は、自分が責任者になっているチームの監督になった、ということだ。 マネーボールという本を読んだが、いくらアメリカでもメジャーリーグの経験者以外が監督になるというようなことは、常識ではない。 記事に「極めて稀」と書いてあるから、ないことはないんだろうが…。 ネット上でもブーイングが起こっているらしい。 今のところの成績は、2勝2敗で、現在ぶっちぎりの最下位。 まあ、最下位だったから、監督の交代ができたんだろうが…。 しかし、イチローという稀有のプレイヤーにして、違った意味での稀有な監督だ。 でも、ぼくはプロ野球の監督という商売は、ひょっとしたらアマチュアでも出来るのではないかと思っていた。 コーチはプロでないといけない。 直接選手に教えるからだ。 監督の役割は、コーチと選手をまとめ、選手の体調を維持できるように環境を整え、球団の上層部と交渉し、士気をあげるような行動をとるということが大きい。 だから、極端な話、組織の運営のプロならできると思う。 もちろん、野球を知らなければできないが、スカウトもやって、球団のGMまでいった人ならできるはずだ。 このダン・ジェニングス監督が好成績を上げれば、メジャーリーガー出身でなくても監督ができる、という実績ができる。 これは面白い。 今年はイチローの成績だけでなく、チームの勝ち星も興味深くなった。 頑張れ、マーリンズ! |
![]() |