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2014.01.05 Sunday
ロータリーエンジン
マツダがデミオの電気自動車にロータリーエンジンを発電用として積むというニュースがあった。
父が広島の三次(みよし)出身で、マツダのテストコースが三次にあり、その縁で何となくマツダという会社には親近感がある。 1991年にルマンで優勝したのも、ロータリーエンジン。 市販車では、RX-8というロータリースポーツを作っていたが、2012年6月に生産終了して、今はロータリーエンジンの生産はなくなった。 デミオに積むのはローター一つのタイプ。 エンジンと発電機、燃料タンクを一つのモジュールにして積むということだ。 ガソリン9Lで180km航続距離が伸びるということで、今回はまだ試作の段階だが、どうなるか。 ロータリーのメリットは小型化だ。 機構が簡単なので、エンジンが軽く小さい。 デメリットは燃費だ。 部品点数が少ないというメリットはあるが、複雑な制御ができないので、燃費は悪くなる。 マツダという会社はちょっと変わっている。 誰もやらないロータリーエンジンを作ったり、日本よりもドイツで知名度が高かったりする。 一時は潰れかけて、フォードの傘下に入った。 アメリカのフォードから社長が来ていた。 しかし、フォードの調子が悪くなり、また日本の資本に戻った。 でも、一時的にでもフォード傘下に入ったことが、マツダにとっては良かったんだと思う。 アメリカ人の経営者は過去のやり方を見直し、新しいシステムを築いたのだろう。 最近のマツダ車はデザインもよくなったし、新型アテンザは魅力的だ。 おまけに円安で輸出が多いマツダにとってはラッキーな年になった。 営業利益を上方修正し、前年比3倍になる予想とのこと。 広島本社のマツダ。 頑張ってほしい。 |
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