考えたこと2

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箱根駅伝
箱根駅伝の往路をテレビで見た。

この箱根駅伝というのは関東の大学駅伝の予選である、ということはあまり知られていない。
全国大学駅伝があって、その予選というのがこの箱根駅伝の位置付け。
でも、実質的には箱根駅伝が日本のトップという感じだ。
特に関西の大学はこのことに不満を持っているらしい。

今年は23校が出ている。
東洋、駒沢、明治、早稲田、青山、城西、順天堂、中央、山梨学院、国学院、日体大、帝京、中央学院、大東、上武、神奈川、日大、法政、東京農業、拓殖、東海、国士舘、専修。
名前を聞いたことがある大学もあれば、全く知らない大学もある。

現在日本に大学は782校ある。
終戦5年後の1950年には201校、ぼくが大学に入学した1975年に420校だった。
伸びは鈍化したが、戦後一貫して右肩上がりで増えてきた。

一方、大学に入学する年齢である18歳人口は、1966年に一度ピークの249万人を数え、そこから150万人に減って、また増え1992年にもう一度ピークの205万人になり、また減ってここ数年は120万人あたりをウロウロしている。
つまり、大学が増え、志願者が減り、大学に入りやすくなったということだ。

その結果、1992年には3人に1人が浪人だったのが、2012年は7人に1人となっている。
どこかには入れるから、ほとんど浪人しなくてもよくなった。

その昔は受験生ブルースというのがあった。
「大事な青春 無駄にして 紙切れ一枚に 身を託す まるで河原の 枯れすすき こんな受験生に 誰がした」と歌われるような受験生は、今やほとんどいない。
若い人は、もう歌詞の意味もわからないのではないか。

国立大もAO入試をやるし、私学に至っては10回以上同じ学部で試験がある。
一般推薦、特別推薦、AO、A入試、B入試、C入試…。
何とかして入ってもらうために入試をやっている。

箱根駅伝出場校の在学生の総数は42万人を超える。
すごい数だ。
たった23校で全学生の1/7。
マンモス大がいくつか入っているからだろう。

大学としては、駅伝に出られればそれでOK。
ホームページで「箱根駅伝出場」と宣伝できるし、正月の2日間学校名を言ってくれる。
なかには定員を割っている学校もある。
駅伝などにお金をかけている場合ではない…、というのはマチガイ。
そんな学校こそ、駅伝に出る必要がある。

箱根駅伝もそんな見方をすればまた違った面白さがある。

| | 考えたこと | 22:21 | comments(0) | trackbacks(0) |
最近の音楽
年末にテレビで音楽番組を見た。

しかし、よくわからないのは、女性ではももいろクローバーZやきゃりーぱみゅぱみゅ、男性ではゴールデンボンバーというようなカテゴリーの歌手が普通の歌番組はともかく、紅白にまで出てくるのかということだ。

あれらの歌手は昔なら「みんなのうた」に出てくる色物のグループだったろうと思う。
「カワイイ」ければ何でもいいのか。
「オモシロ」ければ何でもいいのか。
最初から最後まで声にエフェクトをかけて、生の声がわからない。
昔ならコミックソングだと言われているはずだ。

それとたくさんで出てくるのに、みんなユニゾンで歌うグループ。
何のためにメンバーが演奏もしないのにたくさんいるのか。
音楽の要素は、メロディー、リズムそしてハーモニー。
ハーモニーを作りたいとは思わないのか。

昨日も書いたが、出てくる人数が多すぎる。
AKB、SKB、HKT、NMBはなんで20人も30人も40人も出てくるのか。
あれらの人たちは、にぎやかしで出ている感はないのだろうか。
マイクもダミーだろうし。
まあ、最近は口バクも増えたから、同じことかもしれないが…。

エクザイルも曲の間に踊る人が増えた。
楽屋も大変だろう。
音楽はどんどん見る要素が増やされた。

12月30日に大滝詠一が亡くなった。
佐野元春と山下達郎と一緒にやったナイアガラ・トライアングルはぼくも持っている。
滝のように音の壁を作る、そういう音作りをする人だった。
たくさんの人に楽曲を提供した。
見れくれよりも、音作りにこだわった音の職人という感じだったが、彼岸に行ってしまった。
65歳はまだ早い。

彼は今の音楽ビジネスをどう思っていただろうか。



| | 考えたこと | 00:49 | comments(0) | trackbacks(0) |