考えたこと2

2024.9.24から、今までhttp:で始まっていたリンクが、https:に変わります。申し訳ありませんが、リンクが見られないときは、httpsに変えてみてください。
CALENDAR
<< October 2011 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
+SELECTED ENTRIES
+RECENT COMMENTS
+CATEGORIES
+ARCHIVES
+PROFILE
+OTHERS
書いてみないとわからない
小林秀雄が、作家も評論家も何かの衝動にかられてものを書くが、実は書いてみないとわからない、と言っていた。

つまり、書いている間は、何が書けるかわからない。
書き手は、自分が書き終わったものを見て、驚いているのだ。
逆に言うと、わからないから、書くのだ。
書いているうちに、わかってくる。
創作とは、そういうものだ。

ふーん、そうなのか。
何となくわかるような気もする。

もちろん、それに関する知識や情報はないとダメだ。
いろいろ調べているうちに、何となくこれはどういうことなのか、と思う。
考えはまとまっていない。
だから、書いてみる。
そういうことかもしれない。

そういえば、仕事でも同じようなことがある。
レポートを書いているうちに、考えがまとまったり、わかることがある。

だから、書くというのは、わかっていて、わからないことを書くのだろう。

わかっていて、わからないこと、これは不思議なものだ。



| | 考えたこと | 23:28 | comments(0) | trackbacks(0) |
定年
定年はめでたいものだ。

定年を迎えた人に対しては、おめでとうございます、と言う。
通常は、長いことご苦労様でした、という言葉もつける。

まだしばらくは、定年する人は40年程度働いているケースが多い。
会社生活には、色々とあっただろう。
今定年する人は、まだ幸せだ。
高度成長の時代を享受し、バブルは崩壊したが、なんとか生き残った人だ。
いい時を知っている。

これからの時代は難しい。
どうなるか、全くわからない。
確実なのは、高齢者が増え、働く人が減ることと、それに伴って税収が減ること、そうなると医療や福祉や年金が今のままでは成り立たないということだ。
おまけに国家予算10年分の借金があり、ひょっとしたら金融破綻するかもしれない。

あと20年先、日本はどうなっているのだろうか。

年金も医療福祉もどうなるかはわからないが…。

それでも、定年はめでたいものだ。

今定年する人はそういうリスクを抱えている。

ぼくらはもっとリスクを抱えることになる。
若い人たちは、いい時を知らないまま、定年を迎えることになるのか…。

それでも、定年はめでたいものだ。
40年ほど、働けたのだから。



| | 考えたこと | 01:00 | comments(0) | trackbacks(0) |