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2011.10.10 Monday
書いてみないとわからない
小林秀雄が、作家も評論家も何かの衝動にかられてものを書くが、実は書いてみないとわからない、と言っていた。
つまり、書いている間は、何が書けるかわからない。 書き手は、自分が書き終わったものを見て、驚いているのだ。 逆に言うと、わからないから、書くのだ。 書いているうちに、わかってくる。 創作とは、そういうものだ。 ふーん、そうなのか。 何となくわかるような気もする。 もちろん、それに関する知識や情報はないとダメだ。 いろいろ調べているうちに、何となくこれはどういうことなのか、と思う。 考えはまとまっていない。 だから、書いてみる。 そういうことかもしれない。 そういえば、仕事でも同じようなことがある。 レポートを書いているうちに、考えがまとまったり、わかることがある。 だから、書くというのは、わかっていて、わからないことを書くのだろう。 わかっていて、わからないこと、これは不思議なものだ。 |
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