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2011.05.07 Saturday
ギター弾き
ギターという楽器、古代のエジプトが発祥という。
その後、ヨーロッパに伝わり、そこで1800年代にクラシックギターが完成する。 いろんな弦楽器があるが、勝手に分けると、フレットを打つものと、打たないものになる。 前者の代表格がギター、後者はバイオリンだろう。 ギター族にはマンドリンやバラライカ、バンジョー、シタール(ちょっと違うが)などがある。 バイオリン族にはビオラ、チェロ、コントラバス、三味線、二胡などが名を連ねる。 ギター族の特徴は、音感が鈍くても、フレットがあるので弾けるということだろう。 バイオリン族はやはり音感が必要だ。 そういう意味で、ギター族は敷居が低い。 少々音に慣れていなくても、弾くことができる。 ただ、フレットがあるということは、普通に弾くと、半音ずつしか音が変化しないということだ。 しかし、ギター族には、半音階を外れて音を出す工夫がある。 それがチョーキングというもの。 弦を押さえたまま押し上げて(押し下げて)、張力を変え、音の高さを上げるという技だ。 これはピアノやオルガンなどの鍵盤楽器には、ひっくり返ってもまねができない。(シンセサイザーにはできる) ブルースのやるせないメロディには、半音階ではなく、1/4音階くらいの音が必要だ。 それをギターなら出せる。(もちろん、バイオリン族には簡単に出せるが…) そんな中から、ギターを選び、弾いているのがギター弾きである。 まあ、そんなめんどくさい理屈はあとづけで、ただ弾きたいから弾くのだろうが…。 ぼくはガットギターから入って、ちょっとクラシックをかじり、それからフォークギター、エレキギターと広げてきた。 所詮、同じギターであり、そんなに変わらない。 このごろの学生は、エレキギターから入るらしい。 押さえるのは楽だし、アンプをつなげばとりあえず音が出る。 フォークギターなら、そうはいかない。 中学のころ、弦が6本あって、指は4本しかない。(親指は指盤の裏側にある) どうやって、6本一度に押さえるのか?と聞かれたことがある。 最初にぶつかる壁だ。 そんなことを経て、今でも弾いている。 ギターのない人生は考えられない。 |
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