![]() |
2011.05.07 Saturday
あなたは神を信じますか?
こないだ、道を歩いていたら、外国人が二人話しかけてきた。
20代の男性二人。 なかなか真面目そうないい若者だったので、話をすると、宗教の勧誘だった。 毎週日曜日に教会に来ませんか?ということだ。 いや、ぼくは神道なので、と断ると神道の教えは何ですか?と聞いてくる。 詳しいことはわからないけど、日本の神道はそんなに難しいことは言わない、どこにでも神はいて、それを敬う気持ちがあればいいのだ、と言う。 一神教のキリスト教では、神は一人だけだから、まったく相容れない。 ぼくらは、モルモン教を信じています、と若者は言う。 日曜日に教会に来ませんか?としつこく言うので、面倒くさいからいやだと言うと、一週間に一回いやしの時間が必要です、と言う。 なるほど。 確かに教会に行くと、落ち着くような気もする。 しかし、日曜日の朝起きて、わざわざ教会にいくほどの暇はないので、再度断った。 まあまあ、そう言わずに、また気が変わるかもしれないから‥、と若者は言う。 この二人、本当に自分の利益にまったく関係なく、神を信じているのだろうか。 それとも、一人勧誘したら、いくらかのポイントがついて、それがたまると位が上がるのだろうか。 いずれにせよ、明るく、正しい若者そうに見える。 今の日本のように、豊かな社会では、宗教は必要ないようにみえる。 毎日飢餓で人が亡くなっていったり、紛争でいつ死ぬかわからない、というような社会とは違う。 それでも、自らの信じる宗教を広めようとする若者がいる。 これがビジネスではないとしたら、宗教の力だろう。 日本の神道や仏教にそんな力があるだろうか。 この若者たちが本気になって攻めてきたら、日本の宗教はひとたまりもないような気がする。 そんなことを思った。 |
![]() |