考えたこと2

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The West Wing
ザ・ホワイトハウスというドラマ、時々見るが出てくる大統領の側近が面白い。

みんな個性的で、頭の回転が早くて、パッションがある。
ドラマだから、作られた人物像だが、取材もしただろうし少しはホントも入っているだろう。

もちろん大統領のスタッフになっている人たちは、政策を実行するためにやっているのだが、自分自身が「やりたいこと」を持っている。
いや、「やりたいこと」というより「やるべきだと思っていること」だろうか。

時には、大統領に対して自分の考えを述べ、決断を迫る。

彼らは大統領についているのであって、ホワイトハウスについているのではない。
それこそ、「側近」なのだ。

首席補佐官、次席補佐官、広報部長、報道官を中心としたスタッフたち。

大統領がホワイトハウスを去るときは、自分もホワイトハウスを去るときになる。

そんな緊張感の中で、アメリカのとるべき道を考え、秘書たちを使って議会工作をしたり、対立する団体の意見の妥協点を見出したり、大統領の真意を確認したり…。

ドラマの中のバートレット大統領は民主党だが、共和党が好きな減税政策とひきかえに、授業料控除の案件を通したりする。

何より、彼らの政策立案の会話の中に、たくさんのデーターが出てくることが面白い。
大統領が自ら広報部長に「君はアメリカにどれだけの……があるか知っているか?」と聞いたりする。

今のブッシュ大統領を見ていてそんな会話をしているとは思えないが…。

それでも、自分の意見の根拠を明らかにするという文化があると思う。

今日のドラマでは、報道官のC.J.(この人はホントにかっこいい女性だ)が記者会見前に、広報部長と話している中で「私が必要なのはデーターよ」と言っていた。

どこかの辞めた大臣みたいに、「こう思うから言った」などと言うことはない。
「こう思う」のなら、そのデーターを示して、自分の言いたいことをデーターに託して言えばいいのだ。
そんなこともできない人たちが、国会議員になり、大臣になっているかと思うと情けない。

ホワイトハウスの西棟(The West Wing)にいるあの人たちとは大違いだ。

アメリカのやっていることが正しいとは思わないが、それでも本邦の議員やその回りの人たちは、この番組を見ればよいと思う。



| | 考えたこと | 17:25 | comments(0) | trackbacks(0) |
ケータリング
ケータリングという英語、 最近は一般的になったと思う。
ぼちぼち、日本語のカタカナ言葉の仲間入りかもしれない。

初めてこの言葉を知ったのは、フレンズというニューヨークが舞台のドラマ。
5人の男女が主人公たちだが、その中の一人が料理で身を立てるという役で、そこでケータリングという言葉が出てきたと思う。

日本でいう「仕出し」。
でも、仕出しというと弁当などの料理を持ってきてもらうという感じだが、ケータリングはもう少し大がかりなものも入る。
料理を持ってくるだけでなく、その場所で料理をするというような仕事も含まれる。

「場所は○○ホールで、料理は××ホテルのケータリングでいこう」などという。

caterというのは、料理を提供するという意味の英語。
英辞郎によると、cateringとは「ケータリング、出前{でまえ}、配膳業、パーティ出張サービス◆食事を出前して給仕もするサービス」と書いてある。

そういうことだ。

gooの国語辞典には、すでに「ケータリング」という日本語が載っている。

たぶん、出前や仕出しより大がかりなものを「ケータリング」ということで意味は定着したのだと思う。

もともと日本にはなかったサービスだから、英語をそのまま使うのはしかたない。

マニフェストとかいう日本語と同じことだ。

でも、新語辞典ではなく、すでに国語辞典に出ているとは思わなかった。

こんなふうに辞書のページは厚くなっていく。

| | 考えたこと | 00:39 | comments(0) | trackbacks(0) |