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2008.09.17 Wednesday
スタイル
ブランクはあったが、中学2年の時からギターを続けてきた。
ぼくらの年代は、中学校の頃にフォークブームがあって、みんなフォークギターから入ったはず。 小学校の頃に、すでにビートルズもいたし、グループサウンズもいた。 しかし、70年代前半は、エレキギターは不良が持つものという先入観がまだあった頃。 もちろん、値段も高かった。ギターだけでなく、アンプやシールドも必要だ。 だから、ベルボトムのジーンズにTシャツ、チューリップハット、そしてフォークギターというのが流行だった。 前置きが長くなったが、フォークギターというものは、弦を押さえるのが大変だ。 スチールの弦で、エレキギターに比べると太いし、弦高も高めなので左手の指の力がいる。 そして、右手も、ピックをしっかり持って弾かないときれいな音が出ない。 当時、弦を押さえるのが大変で、フォークギターをあきらめた女性は多かったと思う。 ぼくも中学の頃、何人か、同級生に弾き方を聞かれたことがあるが、Fのコードの音が出ないというのが多かった。 Fというコードは6本とも押さえないといけないコードで、しっかり押さえないと、音が出ないのだ。 最近は、歩いていても女性がギターを持っているのを見かけることが多い。 制服姿で、ギターをランドセルみたいに担いでいる人もいる。 なぜギターが増えたかというと、みんなエレキギターになったからだと思う。 あれなら弦が押さえやすいので、Fのコードの壁を越えられるのだろう。 値段が安くなったということもある。 ギター、ストラップ、シールド、アンプ、チューナーなど、必要なものがセットで2万円以下というような商品もあるから。 またも、前置きが長くなったが、ぼくはフォークギターから始めた。 だから、ピックはしっかり持って、弦をはじくクセがついている。 最近、どうしても速く弾けないので、教則本を買った。 簡単な16分音符で、単音で弾くだけのフレーズがなかなかうまくいかない。 メトロノームについていけないのだ。 本によると、ピックはお尻の方を軽く持つだけでいいと書いてある。 その上で、手を振らず、手首の動きで浅めに弦に当てる…といいらしい。 たしかに、そうしたら、少し速く弾けるようになる。 ふーん…、なるほど。 持ち方が違うのか…。 目からウロコだった。 ピックをしっかり持つといっても、握りしめているわけではないが、それでも力が入っていたのだ。 難しいと言いながら練習をしていたら、子供には、その年ではムリやろ、自分のスタイルでやったらどうか、と言われる始末。 これはスタイルの問題ではなくて、フォークから入ったから、持ち方が違うのだ…と説明した。 ぼくが勝手に思ったリクツだが、ひょっとしたら、単に練習が足りないだけかもしれない。 でも、教本の最初のところに書いてあるくらいだから、ピックの持ち方は大事なのだろう。(当たり前だ) 同じギターでも、フォークギターとエレキギターでは、弾き方のスタイルが違うのだ。 来週、先生に聞いてみよう。 |
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