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2008.04.20 Sunday
アンドロイド
こないだ、テレビをつけたら、石ノ森章太郎の特集をやっていた。
ぼくが知っているのは、石森章太郎だが、いつからか名前を変えて、石ノ森章太郎になった。 調べてみると、石森で「いしのもり」と読んでほしかったのに、世間で「いしもり」になってしまったので改名した由。 有名な作品は「仮面ライダー」だが、昭和30年代前半生まれのぼくらにとっては、何といっても「サイボーグ009」である。 アトムのおかげで、ロボットとかエネルギーという概念が一般的になったと言われているが、「サイボーグ009」のおかげで、「サイボーグ」とか「アンドロイド」というものを知った。 サイボーグとは、装置を埋め込み、特殊な能力を持った人間のこと。 アンドロイドとは、人間そっくりのロボットである。 人型ロボットではなく、本当に人間のたたずまいをしたロボットが「アンドロイド」ということになる。 石ノ森章太郎のおかげで、ぼくらは「アンドロイド」という言葉を知っている。 何でこんな事を書いているかというと、最近「アンドロイド」という名前を聞くようになったからだ。 それは、ロボットではなく、グーグルが開発している携帯電話のソフトである。 グーグルはインターネット上で動くソフトをいろいろと開発していて、いくつかは職場でみんなで共有して助かっているが、それらと携帯電話をつなごうとしているのが、「アンドロイド」である。 携帯電話の買い換えの話をしていて、「ぼくは秋まで待って、アンドロイド対応を待つのがイイと思う」というと、若い人は「何ですか?そのアンドロイド…?」という。 アンドロイドという言葉を聞くと、人間型のロボットを想像し、ネット上で人間のように働いてくれるソフト…というイメージなのだが、その言葉を知らないとイメージはわかない。 「アンドロイドは、携帯とネットをつなぐように働いてくれるんですよ…」 この言葉は「まるで人間みたいに…」という意味を含んでいるし、だからこそグーグルは新しいソフトに「アンドロイド」という開発コードを付けたのだろう。 このイメージが伝わるのは石ノ森章太郎のおかげだ。 前にも書いたが、SFはどこかに行ってしまったし、今のマンガにはSF的な要素がなくなっている。 ちょっと残念…。 携帯のアンドロイドは、本当に楽しみにしている。 早く出ないかな…。 |
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