考えたこと2

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マウス
マウスという言葉は今のパソコンが普及することによって、入力機器の名前にとして一般的になった。

それまでは、実験用マウスというように、ねずみという意味がカタカナのマウスの意味だったろうと思う。

大きさ、カタチが何となくねずみを想像させるので、マウスという名前がついたのだろう。
よくできた名前だと思う。
英語圏の人たちはどちらも一般的な意味だから、文脈でねずみか、入力機器かを決めているのかな…。

その、マウスもどんどん進化を遂げてきた。

最初はボールを転がすタイプだったが、ボールがゴミを拾うので、よく調子が悪くなったものだ。
それが、光学式というタイプになって、光によって動きを感知するものになり、最新のものはレーザーマウスというタイプになっている。

また、ボタンが一つから二つになり、画面をスクロールさせるためのローラーやスイッチが付いて、今や5つのボタンがついたマウスまである。

コードレスも増えてきた。
たしかに、机の上でマウスのコードはジャマになるから、電池さえ切れなければワイヤレスは便利だ。

さらに、手や腕に負担をかけないカタチのマウスというのも出てきている。

初期のボールマウスのアイデアを逆さまにした、トラックボールというのもあった。

これはボールを手のひらで動かしてポインタを動かすもの。
大きなボールのものは手に優しい。

CAD(製図用)のマウスは3ボタンのものも使ったことがある。
真ん中のボタンと右のボタンを一緒に押すと、特定の動作ができたりした。

たった20年ほどの間に、これだけ人間に使われるようになった道具というのもなかなかないだろう。
今では一人に一台のパソコンを使っているオフィスでは、みんなが一日に数時間はマウスを動かしているのだ。
人間の対応力というのも、よくできていると思う。

こないだ、電気屋に行ったら、本当にいろいろなマウスが出ていた。
たしかに毎日長時間使うものだから、自分の身体にあったものが必要だろう。

そのうち、ゴルフのクラブ選びみたいに、「それでは、今からマウスを動かしてみて下さい」というような指示にしたがって、ポインタを画面通りに動かし、その時の腕や手や指の緊張度を測って、「あなたに合ったマウスはこのタイプです…」というような商売も出てくるような気がする。

カスタマイズ・マウス…。

なかなかいい商売だと思うが、一方でこのマウスという道具がいつまでもパソコンの入力デバイスであり続けることができるかというと…そこがわからない。

目で追いかけたら動くというようなものが出てきたりして…。

たった20年くらいでこれだけ使われるようになったものだからこそ、なくなるのも早いかもしれないなあ。





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