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2024.04.23 Tuesday
You'd be so nice to come home to
"You'd be so nice to come home to"はジャズのスタンダードで、一般には「帰ってくれたら嬉しいわ」という題名になっている。
でも、解説サイトによると、これは誤訳らしい。 最後の"to"が無視されているからだ。 日本人からすれば、この最後の"to"はついでについている、という感じがする。 別になくても意味はわかるから、そこで思考停止する。 もともと前置詞というものが日本語にないから、"to"のニュアンスがわからない。 前置詞というくらいだから、そのあとに何かがないといけないのだが、それが省略されている。 それは何かということだろう。 この文章なら、"you"だろう、ということになる。 "com home to you"となると、「あなたのところに帰る」となって、じゃあ誰が帰るのか、ということになるが、それが「私」ということなのだろう。 それと仮定法の"would be"を考えると、「もしも私があなたのところに帰ったら、とてもナイスなんだろう」ということになる。 結局、私は帰らない、という思いを表した歌だということだ。 「帰ってくれたら嬉しいわ」というのは主体が逆転しているから、語訳ということになる。 英語は難しい。 こういうニュアンスについて、ネイティブの人は間違いなくわかるのだろうか。 一度聞いてみたい。 |
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