考えたこと2

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新聞がなくなる日
既存のメディアはインターネットという情報空間ができたために、衰退の一途をたどっている。
若い人たちは新聞を読んでいないし、新聞を取っていない家も多い。
高齢者の専用メディアのようになっている。
だから、発行部数が減っている、ということだ。

発行部数だけでなく、広告主からも見放されつつある、という記事を見た。
日本新聞協会が、新聞広告とネットの連携について調査した報告書が紹介されている。

それによると、広告市場はネット広告が強くなり、新聞の総広告費はピークだった1990年の1兆3593億円から、2020年には4000億円を割り込んで、ピークの2割になり、今も縮小のトレンドとのこと。
広告収入が8割も減ったら、痛いだろう。
新聞の発行部数減少との相乗効果で、どんどん落ちているのだろう。
たしかに、昔に比べて全面広告などが減り、夕刊などページ数自体が減っている。

大手の新聞社でも、地域によっては夕刊をやめたところもあるとのこと。
80年代によく都城(宮崎県)に出張したが、ビジネスホテルで夕刊はありませんか?と聞いたら「都城は夕刊は地元紙しかないよ」とフロントで言われたことを思い出す。
当時は夕刊があるのが当たり前だと思っていたが、ないところもあるのか、と気づいた次第。
それが今や大都市圏でも起こっている。

テレビはまだ大手メディアとして残っているが、新聞はもうダメだろう。
新聞協会の報告では、新聞広告とネットメディアとのシナジーが効果がある、というようなことらしいが、あまり効果がないように思える。
負け犬の遠吠えのように聞こえる。

実際にネット広告費は7.8%増の3兆3330億円で、全体の半分近い45.5%を占めるまでに飛躍的に成長したとのこと。
一方で新聞は5.0%減の3512億円、テレビも3.7%減の1兆7347億円にとどまり、雑誌1163億円とラジオ1139億円を合わせてもマスメディア4媒体の総広告費は2兆3161億円(前年比3.4%減)に過ぎず、束になってもネットにはかなわない状況という。

どう考えても、不特定多数に宣伝するより、商品やサービスに興味を持っているとか、関連するサイトを見ているとか、そういう客にだけ宣伝する方が効果的に決まっている。

おまけに、既存のメディアは若い人たちは見ない。
テレビや新聞は彼らの生活に存在していない。
もう新聞広告は増収は見込めないだろう。
宅配ももう苦しい状況だし、終わりは近づいている。

うちもいつ新聞をやめるか…。


| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 21:52 | comments(0) | trackbacks(0) |