考えたこと2

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食料安保
農水省は食料安保と言っているが、一方でこの60年ほどで全国の田畑の面積は3割減った。
役所の無能がよくわかる。
2022年度の食料自給率は過去最低で58%。
高度成長の裏で食料は輸入に頼り、農林水産物の貿易赤字は22年度で12兆円。

減反政策などがダメだったのだろう。
農家は補助金目当ての後ろ向きの仕事になり、そんな仕事に就きたいという若者はいなくなった。
だから、高齢化が進み、どんどん減っていく。
日本の農業生産者1人あたりの付加価値額は1991年からほとんど増えず、他の国にどんどん抜かれている。

一方で、世界の人口は増え、これから食料は争奪戦になるという。
今、農業を強化しないと未来はないと思う。
今までの失敗を取り戻す最後のチャンスだろう。

食料安保というのなら、特に米については国内需要をはるかに上回る量を作り、輸出するべきなのだ。
そうすることで初めて食料の確保が可能になる。
それを国内のみで販売し、減反するという政策で、国内の販売価格を維持するというバカなことをした。
それが結果的に農家保護にはなったかもしれないが、農家のやる気をなくし、農業の未来を縮小した。

Youtubeで日本食を西洋人に食べさせて評価させるという、Momoka Japanというチャンネルがあるが、少しお世辞が入っているとはいえ本当に日本食の評価は高い。
日本のコメは美味しいのだ。

今年農水省は食料・農業・農村基本法を約四半世紀ぶりに改正し、食料安全保障を柱に据える方針らしい。
これが最後のチャンスかもしれない。

農家が減り続けていることに対して、株式会社の参入を広く許可し、休耕している田畑を復活させるなど、農業を輸出産業化をするべきだと思う。

人口は減るが、食べ物は増やし、輸出をする。
そうすることで、輸出相手国も味方につけることができる。

そんなことを考えてほしい。

| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 22:49 | comments(0) | trackbacks(0) |