![]() |
2021.04.02 Friday
仕事と成長
2017年に就職筆記試験の指導という仕事についた。
当初はいろいろと学生に迷惑をかけたと思う。 筆記試験といっても範囲が広い。 パソコンでやるSPIや玉手箱、ペーパーでやる一般常識や時事、それに性格テストまである。 さらに公務員試験もあり、守備範囲は広い。 最初のうちはこちらも覚えるのに必死だ。 最もメジャーなSPIの非言語はどんなものがあるか。 学生が持ってきた問題なら一緒に考えて解けるのだが、どんなのが出ますか?というような質問にも対応しないといけない。 そういう時、聞きに来てくれる学生から教わることになる。 SPIというものについては、結構研究した。 リクルートがうまく作ったものだと思う。 要は学校でどれだけ勉強して、それが定着しているかということだ。 英語はTOEICなどの公的試験があって、テストせずとも実力はわかる。 どれだけ学生時代に頑張ってきたかを測る指標としては、残る国語と算数、数学になる。 この2教科は積み上げだからだ。 国語は語彙や漢字の量と文章読解、算数は小学校4年くらいからの割合から、損益算、濃度、集合、順列組合わせ、確率など。 それと情報をまとめる力と論理性を測る推論というもの。 これはパズルみたいなものだが、たしかに頭の良さを調べるのにはいいと思う。 これがリクルートのオリジナル。 他のWebテストではないものだ。 性格テストもよくできている。 リクルートという会社はすごい会社だと思った。 そういうことを理解して、実際に筆記試験を受けた学生たちの経験談も聞き、公務員試験のことも勉強して、ようやく格好がついたのが3年目くらい。 申し訳なかったが、仕事をやり始めたときと、今とではだいぶ違う。 スキルを身につけたということだ。 結局、仕事を通して勉強し、プロになるということだ。 そういう意味では、仕事は誰かのためにするものだが、それを通して自分の為にもなる、ということだろう。 |
![]() |