考えたこと2

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出不精
ぼくは出不精だ。
あまり、どこかに行きたいという気がない。
見てみたい景色や、行ってみたい場所はあるにはあるのだが、いざ行くとなると面倒くさい。

学生時代も落研の老人ホームの慰問旅行以外はほとんどどこにも行かなかった。
一度だけ中学時代の友達とカニを食いに行ったことくらい。
下宿の仲間たちはよくスキーに行っていたが、結局一度も行かず。

もともと父が出不精だった。
家族で泊まってどこかに行ったことと言えば、六甲にあった会社の保養所に、叔母さんと従兄妹と一緒に行ったことくらい。
父は会社に行って、会社帰りに来たと思う。
食材持ち込みで、料理をしないといけなかったので、母たちはそんなにうれしくなかったと思う。

孫ができてから、一緒に泊まりがけで旅行に連れて行ってくれたことがある。
親は孫が好きだ。
父も母も、本当に溺愛してくれたと思う。
でも、そんなことに気がつくのは、いなくなってからだろうが…。

会社に入って、出張ばかりの部署になったのは皮肉だった。
毎月1回、車で東京を超えて茨城県まで往復し、残りの週のほとんどはフェリーで宮崎県に行っていた。
でも、出張で行かないといけなくなると、別に苦痛ではなかった。
その生活を数年続けて、部署が変わっても日帰りの出張は多かった。
週のうち、3日は日帰り出張というようなこともあった。
ヨーロッパからアメリカ回りで世界一周という出張もあったなあ。
外国も含めて、景色というより、人の記憶が残っている。
ウェットなフランス人、ユーモアのイギリス人、マジメなオーストラリア人、ドイツ人、フランクなアメリカ人などなど…。

学校法人に転職して、出張はなくなった。
考えてみると、自動車関連の会社から学校法人だから、グローバルの一番手から、ローカルの最たるものに変わったということだ。
でも、出張がないならないで、別にどうという事はなかった。

年を取って、やはり自分は出不精だと思う。
行きたいところもあったが、いざとなるとやっぱり面倒くさい。

行けば行ったで、きっと楽しいとは思うのだが…。


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