考えたこと2

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放送禁止用語
何回か書いているが、アメリカの深夜番組「Late Late Show」というのを週に1回やっているのを録画して見ている。

クレイグ・ファーガソンというスコットランド出身のコメディアンが司会をやっている。
アメリカのコメディアンというのは、結構きわどいジョークを言う。
人種差別のクレームが来ないのがびっくり、というようなジョーク。

こないだの放送でも、ドイツ人のオーディエンスを前に並べて、人種に関するネタで笑いを取っていた。
ドイツ人のネタは前から得意で何度もやっていたが、今回は実際にドイツ人を5人ほど並べてやっていたから、ちょっとヒヤヒヤした。

その後、モーガン・フリーマンがゲストでトークをした。
トーク中も、モーガン・フリーマンも一緒になってそのジョークを言っていた。
その言葉が出てくるたびに、Beep音が出て、何を言ったかわからない。
字幕は「$%!#」というような記号が出てきた。

アメリカにはポリティカリー・コレクトネスという言葉がある。
「太っている人」を「gravitationally challenged(重力に挑戦する)」と言ったりする。
それくらい政治家は言葉に敏感だということだ。
ここまでやらなくても…、と思うくらい言葉を変えて作る。

一方で、深夜番組では人種や民族に絡んだジョークを言って、大いに受ける。
観客も喜んでいる。

このあたりの懐はとても深い。

この番組がウィークデーの毎晩続いていて、誰かのクレームで中止にならないのは、アメリカが健全な証拠だろう。

これが日本なら、間違いなく放送中止だ。

恐るべし、アメリカ。


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